gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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お釈迦様もみてる 紅か白か (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)

お釈迦様もみてる 紅か白か (お釈迦様もみてるシリーズ) (コバルト文庫)
男の小説家が書く女子高がファンタジーであるように、女性小説家が書く男子校は、やっぱりファンタジーでした…orz
以下、ネタバレ。
個人的には、祐麒の姉ラブな内面描写とかを期待していた<スンナ
のだけれど、残念ながら、グリーンウッドの性別逆転版、チェリーウッドのような強烈な世界でしたとさ。
よくよく考えれば、グリーンウッドが割と地方進学系男子校(伝統あり)モノとして「あるある」という部分が多かったのに対して、花寺学院のキモさはリリアンをまるっと反転させているから、腐臭が「香る」程度じゃなくて、トイレの芳香剤並みにたちこめている。
わーにん!わーにん!きゃーにげてー、祐麒くんにげてー。
十ン年前とはいえ、地方進学系男子校に在籍していた身としては、金持ちの子が多いとか、よその学校から見れば変なルールがあるとか、妙に高い生徒の自主性とか(生徒会はお飾りというか、空気だった)、変人率が高いと言うの点はあると思うのだが、ウホッの巣窟じゃねぇ(爆)
とりあえず、薄いからなんとか読み切ったけれど、こんなのシリーズ化されても困るわ…。