「食用猫」1000匹を守れ！愛護団体と業者のにらみ合い続く―浙江省嘉興市 | エキサイトニュース

2008年8月29日、浙江省嘉興市でおよそ1000匹の猫を広東省に運ぼうとしていたトラックが、動物愛護団体の抗議を受けて足止めを食らっている様子がレポートされた。猫は食用にされる運命にあったようだ。浙江オンラインが伝えた。
29日深夜、嘉興市の物流センターで1000匹の猫を積んだトラックが、動物愛護団体「中国小動物保護協会」のスタッフによって広東行きを阻止されていた。近くでは警察官も見守っている。トラック運転手は、「自分達は運ぶことが仕事。詳しいことは何もわからない」と言っているが、同協会の劉（リウ）女史によると、この猫たちは1キロあたり4〜5元（約60円〜約75円）、全て「食用」になる運命だ。
猫たちは体がやっと入るくらいの木のパレットに、10数匹ずつ入れられていた。パレットの数は73個。劉女史たちは「お金を払うから全匹解放するよう」求めているが、運転手は頑なに拒否。中には明らかに盗まれた飼い猫もいたが、警察は盗んだ証拠がないと何も動けない。法律にも「猫を食べてはいけない」とは書かれておらず、誰にもこの猫たちを救う手立てがないという。
結局、トラックと愛護団体のにらみ合いは、翌日まで続いた。その間にもスタック達は猫にえさや水を与えていたが、すでに息絶えた猫もいた。この猫たちはその後、無事解放されたのだろうか？（翻訳・編集/NN）

http://www.excite.co.jp/News/china/20080901/Recordchina_20080901025.html

盗難猫が混じっている点は、流石中国、と言う感じだが、保護動物を違法に取引しているならともかく、食用の家畜を輸送妨害と言うのがまずおかしい。
人とか、保護動物とか、人倫・法的にまずいケースを除けば、食文化を他所の価値観で批判するのは、非文化的で傲慢だと思う。
自分が猫肉食え、と言われたヤだけど、中国に猫食文化があって、ちゃんと合法的な食肉として流通(韓国における盗難犬の食肉流通とか、このニュースの盗難猫流通はＮＧ)しているなら、それを勝手に流通妨害するのは、余計なお世話と言うもの。
また、この場合輸送妨害するより先に、直接業者と交渉すべき話であり、単なる輸送業者に迷惑をかけるのは、単なる威力業務妨害でしかない。
仮に、1000匹もの猫をトラックから購入できたとして、動物愛護団体「中国小動物保護協会」は、きちんと保護が出来るというのだろうか。
そんな金があるというのなら、この人たちは1000匹のネコの前に、貧困にあえぐ同国民という生き物を保護すべきじゃないのかな？かな？
不思議と、動物愛護団体って「人間と言う動物」を保護する事には、甚だ不熱心な事って多いよね。