gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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世論調査で浮上した「危険な世代」とは…(産経新聞) - Yahoo!ニュース

酔った勢いで「危険な世代といえば団塊の世代」などと口走ると、会社の先輩たちがモリモリと文句をいうので、やめておいた方がいい。文句だけで済めばいいが「すべては個人差なのだ。世代論自体が陳腐なんだっ」などと説教する人もいるから、世代論は簡単ではない。
とはいえ、世代によって、人々の考え方がどのように違うのか、をいう問題は、気になるテーマだ。
永田町の興味の中心は、麻生太郎首相率いる自民党政権が「どのような形」で衆院選になだれ込むか、という点に尽きると思うが、その鍵となるのが「世代論」なのではないか、と思わせるようなデータが出てきた。
産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で11月29日から30日にかけて実施した世論調査がそれだ。
麻生首相と、民主党を率いる小沢一郎代表。この2人のリーダーのどちらに世論が好感を抱いているか。データを読み込む中で、気になったのは、麻生首相と小沢代表の「どちらが信頼できるか」という設問だった。
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実は、全体の数字でみると、「信頼できる」のは麻生首相が31.4%、小沢代表が29.7%で、拮抗(きっこう)していた。今回の世論調査は全体として、麻生内閣の支持率が急落し、小沢氏の好感度がアップしている結果だったので、「信頼」という言葉では、両者にあまり差がなかったのだろかと感じた。
だが、ふと、年代別分析が目にとまった。全体の数字では拮抗している2人だったが、男性の回答だけをみると、世代で大きく異なる数字が出ていた。
男性の「2人の信頼度」に関するデータは以下のようだった。
設問「2人のうち、信頼できるのはどちらだと思いますか」(男性の回答)
     男性全体 20代 30代 40代 50代 60代以上
 麻生首相 32% 37% 29% 25% 19% 42%
 小沢代表 33% 38% 29% 42% 35% 27%
                     (小数点以下は切り捨て)
20代、30代では、2人の信頼度に差がないのに、40代、50代の男性は明らかに小沢氏に軍配を上げている。40代男性は17ポイント差、50代男性は16ポイント差で、「小沢氏の方が信頼できる」という数字となった。そして60代以上の男性となると、また麻生首相に戻っていく。
今回のような全国1000サンプルの世論調査では、数ポイントの誤差は見込まなければならないが、17ポイントもの違いがでるのは、この「世代」が、他の世代とは異なって、麻生首相と小沢代表に、何かの大きな「違い」を感じとっているとみるべきだろう。
問題は、その違いがどこにあるのか、という点だ。
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2人を比べている設問がほかにもいくつかあったので、その中から、同様の傾向、つまり「40代、50代の男性が飛び抜けている」回答を探してみた。
「どちらが説得力があるか」「どちらが党首討論で強いか」「どちらの政策がいいか」…。
こうした設問では、今回調査の麻生首相劣勢を反映して、小沢氏が麻生首相を上回ったが、世代別でみても「まんべんない」感じだった。
ところが、さらに読み進めると、この40代、50代の男性だけに「変化」がある設問がもうひとつあった。
「どちらが選挙の顔として魅力的か」。この設問の世代別の回答は下記のようだった。
 設問「どちらが選挙の顔として魅力的か」(男性の回答)
     男性全体 20代 30代 40代 50代 60代以上
 麻生首相 43% 60% 46% 39% 31% 42%
 小沢代表 34% 24% 33% 41% 42% 32%
                      (小数点以下は切り捨て)
ここでも、麻生首相は20〜30代男性には支持を得ているのに、40代男性で逆転され、50代男性では小沢氏に引き離された。そして60代以上の男性になると、また麻生支持が戻ってきている。
この世代の男性たちに、何が起きているのだろうか。
さらにヒントを求めて、ほかの設問項目を探ってみた。
「あった」。40代、50代が飛び抜ける特異なデータが、他にもあった。
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それは「次期衆院選の後に期待する政権の枠組みは?」という設問だった。
データは以下の通りだった。
 設問「次期衆院選の後に期待する政権の枠組みは」(男性の回答)
        男性全体 20代 30代 40代 50代 60代以上
 自民中心の政権 20% 23% 17% 12% 11% 28%
 民主中心の政権 37% 31% 25% 44% 44% 39%
 大連立政権   38% 39% 50% 38% 39% 30%
                    (小数点以下は切り捨て)
調査結果全体では、男性の回答は「民主党中心の政権」を志向していると読み取れるが、中でも、40代、50代男性に「民主党政権志向」が強く出ている。その差は30ポイントを越えており、この世代が民主党支持に舵(かじ)を切ったとみてもおかしくない数字だ。
そうなると…。
40代、50代の男性の多くは、麻生首相を「信頼できず」「魅力的でもない」と断じた…。
その一方で、小沢代表を「信頼できて、魅力的」とみている…。
そして「自民党中心の政治を嫌がり、民主党政権を志向する」方向性を強めている…。
小沢代表への好感度と、民主党という政党への支持は同一化し始めたのだろうか。そして、それはそのまま投票行動につながるのだろうか。
あなたの周囲にいる40代、50代の男性はどうですか。
ちなみに筆者は40代男性です。(金子聡)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000531-san-pol

露骨に、40代、50代が「情報弱者」だという事がわかる。
新聞とTVだけしか見てないと馬鹿になる、という証拠かと。
ところで、団塊世代は50代後半から60代前半ですよ?
悪いのは「団塊世代」と言いたいんだろうけれど、今の4〜50代って、団塊以降のノンポリ世代からバブルとか新人類とか呼ばれた世代までじゃねーの?
なんつーか、緩い時代に生まれた人たちがそのまま、クチだけの詐欺師に騙されてる構図って感じ。
しかし、日本の政党政治の不幸は、2大政党がどちらもノンポリで左右両方の政策を抱え込んでて互いを貶す事でしか違いが出てこない寄り合い所帯だという事だと思う。
「党」が強い選挙制度だから、多少の主張の違いがあっても小派閥が寄り集まって「大政党」化した弊害と言うか、逆に寄り合い所帯が更なる力を求めて「党」が強い選挙制度にしたと言うべきか。
内閣総理大臣だけでも、国民の直接選挙で選べるようになるだけで、だいぶ風通しがよくなると思うのだけれど。