gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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未発表VAIOノート PCG-1P1L 米FCC入り・ソニー初のネットブック? - Engadget Japanese

ソニーVAIOの新機種と見られる未確認ノートPCがFCCで見つかりました。型番は型番 PCG-1P1L / PCG-1P2L。テストリポートにはBluetooth802.11b/g/n WiFiおよびWWANデータ通信のEV-DO・HSDPAが含まれています(チップセットQualcommのGobi)。
FCCは無線部分を認可するお役所でありそれ以外の部分について具体的な情報ほとんどないものの、「Windows Logo」について触れられていることからなんらかのWindows OSが走ること、背面ラベルのサイズ(横 128mm)から目測すると横幅24cm x 奥行き 14cmくらいしかない(!)ことが分かります。ソニーの幹部も参入せざるを得ないと語っていたいわゆるネットブックカテゴリーに属するのか、それともVAIO Uなど高価な超小型ノートの系譜に連なるのか、いずれにしろ非常に気になる機種です。

http://japanese.engadget.com/2008/12/01/vaio-pcg-1p1l-fcc/

個人的には、ネットブックの価値は「PC初心者…というか失われたPC世代*1に、携帯とセットでPCが売れる」という部分と、「モバイルしたかった人の2台目サブノートとして売れる」部分だと思っている。
附帯効果として「100円ならと騙されて買う人に売れる」というのがあるが、これは市場として考えない方が健全である。
前者は、大部分が程なくPCに飽きてケータイに戻るからどうでもいいが、後者にとっては、モバイルPCが自分にとって必要なのかを具体的に知れるという市場開拓効果があると思う。
ぶっちゃければ、大多数の人はモバイルコンピューティングなんて必要ないのだが、PDAで仕事をしていたような人たちには、PDAに比べて遥かに高機能なネットブックは「外でもっと高度な事がしたい」という欲望に繋がると考えるからである。
実際、ネットブックを購入した数人から話を聞いたが、「飽きて部屋の隅」と「画面(解像度)が狭い、処理が重い」という両極端な意見が多かった。
今更ネットブックに参入するなら、後者のようなUMPCの性能に不満を持つユーザー向けのハイエンドを狙った方が、正しいと考えているので、SONYが新型VAIOに、デザインしか売りの無いUMPCを発表したら、「SONY終わったな」と思う。
関連:

ソニー、1月9日に「革命的な新VAIOノート」を発表へ
ソニーが新 VAIO ノートのティーザーサイトを開設しています。カウントダウンが指しているのは来年 1月9日つまり CES 2009の開催期間中。解説には「あと数日で、あなたがノートPCを見る目は永遠に変わる」。登場するのはすでにFCC入りしているPCG-1P1Lであろうと予測されていますが、まだ誰も知らない未発表機種という可能性もあります。

http://japanese.engadget.com/2008/12/21/1-9-vaio/

自分の素人予測を超えて、独占市場を狙った野心的なコンセプトのノートPCを発表したとしたら、本当に凄いと思う。
広告倒れにならない事を祈りたい。

*1:携帯があればPCが要らないと本気で信じている世代