H+P(2) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)
作者支援の為に、新品購入しようか迷ったのだけれど、別出版社のシリーズは新品で買うし、富士見の本は不買でいいか、と古本になるまで待った。
以下、ネタバレ。
エロコメはエロコメとして需要があり、供給があるのは当然である。
そしてエロコメに対して「作品内容が無い」とか「お約束ばかりでつまらん」という評価は妥当ではない。
それは「アニメに絵が動くな」とか「漫画にリアルサウンドがついてない」とか文句つけるようなもんだ。
ただ、ハーレム物なのに序盤から主人公がユフィナ一人に絞っているのは、マイナス評価だと思う。
エロコメの主人公が優柔不断のへたれで鈍感でハーレム状態の維持の為、誰も選択しない状態を維持する鬼畜外道なのは「お約束」なのだから。
特に、他の男が好きと公言しつつ主人公を無意識にキープ扱いしているヒロインをメインルートに据えたエロコメって、ドMかNTRれスキーでもなければ楽しめないと思う。
今回は、ガイルーンに対するユフィナの恋愛相談までやってるんだから、どんだけ恭太郎はマゾなのか…。
さて、このエロコメであるが、個人的に絵もシチュエーションも好みではなく、単なる作者買い。
同時期に出した一迅社のエロコメ、女帝・龍凰院麟音の初恋も順調らしいし、このままエロコメしか出さない作家になったら残念だなぁ。
次のシリーズもエロコメなら作者支援買いはやめようかと。