gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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熱意もてないイマドキ大学生 「日本は競争激しい」「努力報われない」…(産経新聞) - Yahoo!ニュース

まじめにやっても報われない−。大学生の半数以上がそんな“冷めた”気持ちを抱いていることが29日、通信教育最大手のベネッセコーポレーション岡山市)の調査で分かった。8割近い大学生は、今の日本を「競争が激しい社会」と考えており、厳しい受験戦争で気持ちをすり減らしている今どきの学生の実態が浮かんだ。
同社のシンクタンクが昨年10月、全国の大学1〜4年生約4000人(男性約2400人、女性約1600人)を対象にインターネット調査を行った。
その結果、1週間の通学日数は4・4日で、授業への出席率は87%と「まじめな学生」がかいま見えた。しかし、学外で予復習をしているという学生は26・6%、さらに自主的に勉強しているのは19・2%しかなく、授業以外ではあまり勉強していないことも分かった。
社会観や就労観を問うと、「日本は競争が激しい社会」ととらえている割合は小中高と年齢が上がるにつれて増え続け、大学生になると79・0%に上った。その一方で、「努力しても報われない」と考えている割合も小中高と増え続け、大学生では57・2%もおり、激しい受験戦争をくぐり抜ける中で、“冷めた”思いを抱くようになっている学生像が浮かんだ。
さらに、「仕事を通して社会に貢献することは大切」と考えている学生が84・4%と大半を占め、社会貢献への意識の高さがうかがわれるが、「何ごとにも積極的」という学生は38・8%しかおらず、ここでも、熱くなりきれない学生の姿がみられた。
ベネッセでは「努力することへの肯定感の低さが目立つ。次代を担う人材を育てていく上で、大学や社会全体の課題となるだろう」と分析している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000040-san-soci

確かに、日本は性善説に基づいた価値基準が素晴らしいと教えられる割に、社会の上の方は性善説を悪用して搾取して恥じない状況だから、全体的に「努力や誠実さが報われない社会」である事は間違いないと思う。
しかも、「金とコネ」で簡単に努力が覆る世界だから、そういう虚無感を感じるのは仕方が無いと思う。(特に地方公務員の縁故採用率は異常)
が、この大学生達が主張する「努力」という言葉は、韓国や中国と言った隣国のハングリーさや、新人類とかバブル世代以前の日本と比べて温いレベルじゃ無いかとも思う。
義務教育ではゆとり&悪平等を正しいと教え込まれ、高校でいきなり競争に叩き込まれ、大学ではその反動で遊び倒すという、日本教育の犠牲者でもあるから、同情も出来るんだけど。