gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

河北新報 東北のニュース マイバッグの死角 万引対策に苦慮

環境に配慮し、買い物時のマイバッグ持参が広がる裏側で、スーパーや店内巡回を委託された保安員が万引対策に苦慮している。精算が済んだことを示す目印になっていたレジ袋が消え、判別が難しくなったからだ。仙台市では、カートごと店外に出る大胆な万引事件も発生。店側は精算済みかどうかを見分ける独自策を導入するなど、万引させない環境づくりに努めている。
マイバッグに商品を入れるのが当たり前になり、万引との区別が付きにくくなった」
 東北6県の412店舗に保安員を派遣する警備会社「東洋セキュリティ」(仙台市)の担当者は打ち明ける。
多額の万引は、レジを通らず、商品を袋詰めする「サッカー台」に直行してマイバッグに入れたり、商品が入ったかごごと店外に出る「かご抜け」をしたりするのが主な手口だ。レジ袋が消えたことで、一見して不自然とは映らなくなった。
同社は「死角となる柱の陰で、かごからマイバッグに商品を入れ替えているのを現認したことがある」とも言う。
太白区のスーパーでは2月、カートに商品(約9500円相当)を載せたまま店外に出たところを見つかり、警備員を押し倒してけがをさせた仙台市内の無職女性(52)=罰金刑確定=が事後強盗の疑いで現行犯逮捕された。仙台南署によると、女性は調べに対して同じ手口で数回、万引したことを認めた上で「レジ袋を断ったことにすれば、簡単にカートごと店外に出られることを利用した」と供述したという。
レジ袋有料化は2007年6月、仙台市内で本格化し、宮城県内では現在、10市町村の約100店舗で実施する。いち早く有料化したみやぎ生協(仙台市)によると、今では客の8割超がマイバッグなどを持参するという。
店側はマイバッグ利用拡大の流れを止めずに、精算済みかどうかを判別する対策に懸命だ。
ヨークベニマル」(郡山市)は、レジを通した商品を色の違うかごに移し替える方式を採用。「フレスコキクチ」(相馬市)は、レジからサッカー台まで運ぶかごの取っ手を外した。
私服保安員歴22年の女性(56)は「確固たる証拠がなければ、客に声を掛けられない。死角をなくすなど、万引をやりにくいと思わせる店舗づくりも重要だ」と指摘している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090408t73018.htm

今までの仕組みのまま、マイバッグに移行したから、当然発生する犯罪。
本当は、こういう防犯対策とセットで移行しなければならない話なのに、「環境問題」という美名の下、ロクに検討もさせずに推し進められたのだから、仕方が無い。
「レジ袋を廃止したら、警備や万引き対策費のコストが増えたでござる」の巻
一部で、レジ袋を廃止した分店は儲かってると勘違いしている人がいるが、レジ袋のコストなんて、実は全くたいしたことがなくて、他のスーパーでエコ配慮しているのに、自分達だけやっていないと言う悪評を嫌って、嫌々移行したと言うのが現実。
万引きが増えたり、買い物篭を盗まれたり、防犯カメラを増やしたり、警備員を増やす事を考えれば、ぶっちゃけ「前の方が良かった」と考えている店は多いと思う。