時事ドットコム：麻生首相発言を批判＝ロシア

【モスクワ２１日時事】ロシアのネステレンコ情報局長は２１日の記者会見で、麻生太郎首相が２０日の参院予算委員会で北方領土問題をめぐり、「戦後６０年以上、ロシアによる不法占拠が続いているのは極めて遺憾だ」と述べたことについて、「受け入れられない」と強く批判した。
同局長は「北方４島は第二次大戦の結果、ロシアの正当な領土だ」と述べ、日本の領土要求には「法的基盤がない」と強調した。（2009/05/21-21:34）

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009052100964

一方的な条約破棄で、停戦後も侵略を続行して奪った土地を「正当な領土」と言い張るのは、盗人猛々しいだろう、と言う正論を今までの首相は言えなかったわけで、それ言っただけでも麻生ＧＪ。
今までの「ロシアにお願いして返してもらう」という土下座外交が異常だった話。
「日本政府は北方４島を(放棄した)千島列島の一部」とはみなしていない以上、ロシアの実効支配は竹島同様に「不法占拠」以外の何物でもない。
少なくとも、日本政府としては、この発言が「基本的な前提」であり、これを「失言」なんてマスゴミが煽ったとしたら、それこそ異常な話。
ロシアの反応も、ある意味定型化したものであり、麻生の主張を受け入れると無条件で北方４島を日本に返還しなければならなくなるので、当然「不快感を示す」。
子供でも判る話である以上、麻生の発言も含めて外交的なやり取りの１つだから、一部を取り上げてどうこう騒ぐ必要も無い。