被害届を勝手に取り下げ…茨城県警の巡査長を書類送検 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

茨城県警は５日、傷害事件の被害者の供述調書などを書き換えて、勝手に被害届を取り下げていたとして、当時の笠間署刑事課に所属していた男性巡査長（３３）を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で水戸地検に書類送検し、戒告の懲戒処分とした。
発表によると、巡査長は２００４年８月２８日に笠間市内の民家で５０歳代の男性が、父と姉の足や首などを殴り、それぞれ全治７〜１０日間のけがを負わせた傷害事件の捜査を担当したが、０５年１月９日に同署内で、「被害届を取り下げる」という趣旨の供述調書と捜査報告書を作成した疑い。巡査長は「仕事の負担を軽くしたかった」と容疑を認めているという。
０７年６月に父と姉が同署に家族間のトラブルを相談しに来た際、被害届が取り下げられていることが発覚。同署は０８年７月に県警本部に報告し、監察室などで捜査を進めていた。小野善弘首席監察官は「法を守るべき警察官がこのような事案を起こしたのは誠に遺憾。より厳格な業務管理に努めたい」とコメントを発表した。
（2009年6月5日16時54分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090605-OYT1T00726.htm

…これだけやっても「クビ」にならないんだ…。
公務員の処分の中では、「戒告」って割と「重い部類」にある処分ではあるんだけど、その理由は「人事書類に残る罰則」だからであり、昇進と賞与査定に響き、回復できない失点だからと言うだけの話。
しかし、勝手に被害届を握りつぶすなんて、立派な刑事犯罪であり、民間で言えば特別背任に相当する。
職業倫理で考えれば、即クビにすべきレベルの犯罪行為じゃないのか？
なんとも、公務員様は気楽な商売だねぇ…。
秋葉原通り魔事件から一周年を目前にして、現在進行形で秋葉原は「オタク狩り」警官で溢れかえっているらしいし、「ちゃんと」仕事しろ、と。