NIKKEI NET（日経ネット）：年収に応じ貸し付け規制、利用者８割知らず 貸金業協会調査
年収の３分の１を超す貸し付けを禁止する改正貸金業法の「総量規制」を利用者の８割以上が知らないことが日本貸金業協会のアンケートで分かった。改正法は来年６月までに全面施行されるが、利用者が思ったように借り入れできなくなるなど混乱が生じる可能性もある。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090608AT2C0201N07062009.html
アンケートは昨年11〜12月にインターネットで実施した。現在借り入れがある利用者843人のうち、上限金利引き下げを知っているのは33.7％だったのに対し、総量規制を理解している人は15.0％にとどまった。協会は利用者のうち、約４割が総量規制に抵触して追加融資が受けられなくなるとみている。 (07:55)
街金から借金なんてしてないし、する予定も無いから興味も無いんだけれど、これは規制に引っかかる可能性がある人を対象に、貸し手が説明をしなければならん話だろう。
そもそも、家や車と言った長期ローン*1ならともかく、消費者ローンのような高利率の短期ローンで年収の１／３以上を借金する時点でおかしいんだが。
ちなみに、消費者ローンで借りる連中の４〜５割が「生活費」の為に借り、２〜３割が「他のカードローンの返済」の為に借りているという状況らしい。*2
つまり、消費者ローン利用者の６〜８割は「借金の借り換え」と「借金返済」で自転車操業しつつ暮らしている自己破産予備軍だと言える。
なるほど、そんな連中だから４割も「年収の１／３以上」という総量規制に引っかかる訳ね。
…自業自得ちゃうんの？
*1:今回の規制は無担保ローンが対象だから、総量規制には関係が無い
