gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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NIKKEI NET(日経ネット):NY円、大幅続伸 92円85〜95銭、一時91円80銭まで上昇

【NQNニューヨーク=川内資子】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に4日続伸。前日比2円円高・ドル安の1ドル=92円85〜95銭で取引を終えた。世界的な景気の先行き不透明感から円がユーロなど高金利通貨に対して上昇したことが、円買い・ドル売りにつながった。円は一時91円80銭まで上昇し、2月17日以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。
足元で世界経済が早期に回復するとの期待が後退し、投資家がリスク資産を圧縮する動きが強まっている。原油先物相場は連日で約6週間ぶりの安値を付けた。外為市場では、高金利のユーロやオーストラリアドルなどに対して円が上昇。これが円買い・ドル売りを誘った。心理的節目の94円を円高方向に抜けると、損失限定目的の買いも巻き込み円は急速に上げ幅を広げた。
円買い一服後は利益確定の円売りが優勢となった。円の安値は94円37銭。
円は対ユーロで大幅に4日続伸。前日比3円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円90銭〜129円00銭で取引を終えた。投資家のリスク回避の思惑から円買い・ユーロ売りが膨らんだ。円は一時127円ちょうどまで上昇し、5月18日以来の高値を付けた。
ユーロはドルに対して4日続落。前日終値の1ユーロ=1.39ドル台前半から1.38ドル台後半に下落した。投資家のリスク許容度が低下するとの見方から相対的に金利が高いユーロが対ドルで売られた。ユーロの安値は1.3832ドル、高値は1.3932ドル。
ドイツの5月の鉱工業生産が市場予想以上に増加し、欧州市場ではユーロ買いが優勢となる場面もあった。(10:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090709m2ASM7IAA05090709.html

昨年末の、一歩間違えれば本当に世界恐慌みたいな危機的状況を考えれば、今の状況は「一息ついた」という状況なのは間違いない。
しかし、2度目の日本はさっさと4月までにヤバい負債を可能な限り消化して膿を出し、前期に大赤字を出しているから、今期からは比較的健全になって回復基調が期待できる状況なのに、欧州はその辺りを誤魔化して切り抜けている感があるし、米国は国債の大量発行とその資金を湯水のように投入した財政出動で必死に再起動を図っている状況で、結果は未だ不透明。
中国は中国で莫大な内部留保(外債)がある分、体力はあるものの国内状況は混迷してて軍拡路線と国内安定の為に弾圧路線を崩さない。
ロシアはソビエト成立期のように金持ち(新興財閥)から金をふんだくって余裕があるものの、タコの身食い状況に過ぎない訳で。
この「小康状態」は、長引けば長引くほどに安定に向かうが、欧州が隠していると思われる隠れ負債が発覚したり、アメリカが経済立て直しに失敗するとか、韓国辺りがデフォルトするとか、想定される「セカンドインパクト」が発生すれば簡単にひっくり返ってしまう程度の「薄氷の平和」に過ぎない。
…まあ、金も権力も無い一般市民としては、観察者として楽しむ以上の事は出来ないし、円高セールの方が楽しみなんだけど。
とりあえず、90円を割る状況になったら、薬を追加で買おう。
関連:1〜3月のユーロ圏成長2・5%減 最悪の不況、長期化裏付け - 47NEWS(よんななニュース)
関連:CNN.co.jp:カリフォルニア州の信用格下げ、ジャンク債の一歩手前に
シュワちゃん涙目。
関連:NIKKEI NET(日経ネット):日本、10年は1.7%成長 IMF予測、4月から上方修正
4月の段階で、日本の景気悪化と悲惨な成長予測を叩く論調が多かったが、当時から「下方修正」された国は山のようにあるけれど、「上方修正」された国が一体どれだけあるというのか。
…しかし、これだけ成果を出しても麻生が全く評価されて無い不思議。
関連:麻生首相 個別会談してもらえない…(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

麻生太郎首相が8日開幕した主要国首脳会議で「サミットデビュー」した。衆院解散・総選挙をめぐる政局の話題を封印、精力的な首脳外交を展開し求心力回復につなげる構えだ。ただ各首脳との個別会談はなかなか決まらず、戦略も空回り気味。「崖っ縁政権」は海外からも足元を見透かされた格好だ。
開幕前日の7日夜には、議長を務めるイタリアのベルルスコーニ首相と会談した。しかし、共同電によると、地元メディアの関心はオバマ米大統領やメドベージェフ・ロシア大統領に集中。麻生首相の動静はほとんど報じられておらず、存在感の希薄さは否めない。出発前に日程が固まった個別会談は地元イタリアとロシアだけ。関係筋によると、ロシアもサミット期間中の首脳会談に一時、難色を示したため、サミット後に首相がモスクワに立ち寄る案も検討されたという。急きょ参加を取りやめた中国の胡錦濤国家主席については、中国政府関係者も「当初から麻生首相の順位は低かった」と明かす。オバマ大統領との会談は実現したが、日程が決まったのは現地入り後。米中首脳会談の日程が早々に固まっていたことを考えれば、米国の優先順位は明白だ。
[ 2009年07月09日 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/07/09/04.html

マスゴミは喜んで叩いているようだが、日本国民として、こんな状況にメリットがあるはずも無く、怒るとか憂うならともかく喜ぶって、あんたら心底日本と言う国がどうでもいいんだなぁ、と。
本来なら、この世界的難局に際して、与野党が一致協力して当たるのが当然だというのに、サミット前ですら解散総選挙と首相叩きしか頭に無い野党とマスコミだし。与党は与党で選挙対策しか見えてないという。
ホンと、日本って政治がクソ杉。