gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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総合/対中投機マネー、バブル再現か 株・不動産「不気味な高騰」に懸念 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

中国経済の「バブル再燃」が懸念され始めた。3日の上海株は年初来の上昇率で90%を超えたほか、不動産取引も息を吹き返している。金融危機で行き場を失った海外の投機マネーが、比較的高い成長スピードを保つ中国に集まったからだ。市場関係者には「中国の実体経済を必ずしも反映しない不気味な高騰だ」と警戒を強める声も出ている。
上海の株式市場全体の値動きを示す上海総合指数は3日、前週末終値に比べて1・48%高い3462.59で引け、年初来最高値を更新した。昨年12月31日の終値1820.81に対し、7カ月あまりで90.2%上昇したことになる。7月の同指数の単月の上昇率は15.3%。2007年8月以来の高い伸びを記録している。
また、6月の全国70都市住宅販売価格は前年同月比で0.2%上昇し、7カ月ぶりにプラスに浮上した。上海市内では、先月競売にかけられた約24万平方メートルの住宅用地が売り出し価格の3倍超の約30億5000万元(約427億円)で落札されるなど、不動産市場も活性化している。
株と不動産の相場高騰は、海外からの大量の投機マネーが原因との見方が強い。中国紙「上海証券報」によると、海外の機関投資家に認められた対中投資枠を通じて流れ込んだ資金は、4〜6月に1200億ドル(約11兆4000億円)という。四半期ベースで過去最高だった07年1〜3月期に記録した732億ドルを大幅に上回る格好だ。世界的な金融市場の停滞で、欧米のヘッジファンドなどの投資先や、方向性を見失った投機マネーが中国での資金運用に活路を見いだそうとしている一端がうかがえる。
低迷状態から脱し切れていない日米欧に対し、4〜6月期の経済成長率が7.9%となった中国では、国有商業銀大手の交通銀行が年間8.5%の成長率を予測するなど、年後半に回復基調が一段と鮮明になるとの観測が広がっている。
中国国内の銀行による人民元融資も急増し、6月の増加額が1兆5304億元と3カ月ぶりに1兆元を突破。多くは不動産投資に回ったもようだ。中国の個人投資家は投機マネーの動向をみながら再び「買い」に走り始めており、平日の上海市内では証券会社に、週末は不動産会社に中間層が群がっている。
市場関係者は、「このまま投機マネー流入が加速すれば株価や不動産のバブル化は避けられない」と話している。(上海 河崎真澄)

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200908040085a.nwc

日本では、こぞって中国市場マンセーが基本だから、こうして投機されている資金の内、一体どれだけが中国政府という大きなリスクを理解して投機しているのだろうか…。
動く金が大きければ、それだけ儲ける機会が多くなるのだろうけれど、泥沼の混戦状態で戦うハイリスクに対して、リターンは小さいものでしか無いだろうに。
流行だからと個人投資家が続々と流れ込んで、またぞろ樹海に列が出来るという流れにならないといいんだけど。