日産とクライスラー、提携解消を発表 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【ニューヨーク=池松洋】日産自動車と米クライスラーは26日、OEM(相手先ブランドによる生産)による車の相互供給を軸とした事業提携を解消すると発表した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090827-OYT1T00309.htm
クライスラーが、伊フィアットと資本提携したため、日産との提携を継続することが難しくなったとみられる。
両社は2008年に提携を発表し、日産が小型車をクライスラーに供給する一方で、クライスラーから大型ピックアップトラックを調達する計画だった。
日産からの小型車供給は今年中にも始まる予定だったが、クライスラーはフィアットから小型車の供給を受けることになり、米市場はピックアップトラックが販売不振となっているため、提携の意義が薄れていた。
トヨタ自動車と米ゼネラル・モーターズ(GM)の米国での合弁工場「NUMMI」も清算される見通しで、GMやクライスラーの経営破綻(はたん)は日本メーカーとの提携にも影響を与えている。
(2009年8月27日10時17分 読売新聞)
コレに関しては、元々フィアットがクライスラーを救う代わりに、クライスラーが全面的にフィアットの北米進出を手助けする事になっていた以上、当然過ぎる話。
特に、フィアットは北米での小型車販売に力を入れるために提携したのだから、ライバルである日産の小型車を購入する提携なんて許すはずも無い。
ま、日産にとってはクライスラーの販路を使えなくなる意味で痛いかもしれないけれど、破綻企業であるクライスラーの販路にどれだけの力があったかなんて知れているような。