NIKKEI NET（日経ネット）：介護福祉士の養成校、定員１割減 厚労省調べ

厚生労働省の調査によると、介護現場を支える介護福祉士の養成学校の定員数は2009年度に２万2761人となり、前年度に比べて約１割減った。減少は３年連続。介護職を敬遠する若者が多いことなどを背景に、専門学校などが定員数を減らしている。
介護福祉士は国家資格で、専門学校や短期大学などで国の指定する講座の受講を終えると取得できる。09年度は定員数が減った半面、定員に占める入学者数の割合は55％で08年度より９ポイント上がった。今年度は厚労省が離職者支援策の一環として、ハローワークを通じて介護福祉士養成コースの受講を仲介しており、約2700人が受講したことなどが押し上げた。(12:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090913AT3S1102Z12092009.html

そりゃ、３Ｋ(きつい、汚い、危険)どころか新３Ｋ(きつい、帰れない、給料が安い)と併せて５Ｋ職場(＋結婚できないで６Ｋ)だという実体が知られつつある状況だしね。
資格が必須で取得に金が掛かるのに、「資格を取っても給料が増えない」「忙しすぎて結婚できない」「昇給がほとんどない」という現実。
待遇面でコンビニバイトに負けて、そっちに人が流れる状況と言う時点で…。
老人の不当な暴力に耐え、振りまかれる糞尿の始末をして、意味不明の繰言も辛抱強く聞き、女性介護師は老人からのセクハラにも耐え、力仕事で腰を壊す人も多く、深夜勤もあるのに月に手取りで１１〜１４万とか、ボランティア精神とか、敬老とか、そーいうレベルでは耐えられないと思う。生活保護勝ち組ってレベルだと思うわ…。
今「金がある老人」に対する介護ですら「この有様」なのに、これから「金のない老人」へと取って代わられる状況を考えれば、「既に斜陽」と言っても過言じゃない。
介護報酬を上げても、経営者がピンハネする額を増やすだけで、末端まで金が届かない。
…このあたり、派遣問題と同じ構造なんだけど、こっちはマスゴミがほとんど取り上げないから、改善もされないっと…。
あ、いい事を思いついた。
給料が高くて仕事の出来ない中年地方公務員を、介護施設に派遣すればいいんだ。
ほぼ確実に根性が続かなくて辞めるから。
公務員を辞めたくなくて、必死に頑張ってくれれば、それはそれで。