gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国が無人攻撃機を国外に輸出…最新型「彩虹−3」 2009/09/14(月) 13:27:31 サーチナ

14日付環球網によると、中国は新開発の無人攻撃機「彩虹−3(CH−3)」の外国への販売が決まった。すでに現地で慣熟訓練を行っているという。
記事は販売相手について、触れなかった。「彩虹−3」は地上からの操作により攻撃対象の爆撃などが可能。開発は中国航天科技集団公司。現地慣熟訓練ではすでに、中国側スタッフが指導しながら、販売先要員が離陸・飛行・帰還・着陸を行っている。(編集担当:如月隼人)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0914&f=politics_0914_011.shtml

ミサイルが撃てるラジコン機で、性能は、こっちの中国語記事を見ると、

引き込み式着陸脚を持たない方式で着陸し、空虚重量640kg、ペイロード60kg、飛行可能時間は12〜15時間。最大飛行高度は5000m、最大航続距離2400km。この性能は国際的な無人攻撃機の標準的な性能を達成した。
機載カメラによる撮影録画が出来、偵察機としての使用も可能。半径400kmを監視し、2発のAR-1対戦車ミサイルを装備可能。

http://www.chinareviewnews.com/doc/4_16_101076130_2_0914093019.html

とある。
写真を見ると、オネアミスの翼に出てきたレシプロ機同様のエンテ型でプッシュ式のレシプロ機。
デザインだけなら、割とカッコイイ。
ステルス性能とかを意識しているようには思えないけど。
…機首形状やら大きさとから見て、自前でレーダーシステムを搭載しているとも思えない*1し、対戦車ミサイルはミサイルの赤外線追尾能力で撃ちっぱなし、というオチだと思われ。
となると、この機体として見るべき部分は全く無く、金さえあれば日本の大学生でも自作できるレベルのラジコンという気が…。
いやいや、きっと物凄い抗ECM能力とか、GPSでプログラミング自律飛行が出来たりするに違いない。
ちなみに、日本が独自開発した多用途小型無人機(TACOM)は、F15からの空中発射式。ジェット推進でステルス能力があり、遷音速で空を飛び、隠密性が高い。
最大飛行高度は12000mで、無線操縦は不可で事前のプログラミングで自律偵察するタイプ。
細かい諸元は非公開だけど、こっちはまあ、日本以外が買えないお値段だし、ほとんど見た目が巡航ミサイルだから、輸出は無理だろうなぁ…。

*1:ジェット機なので発電能力もたかが知れているから、必然的にレーダー能力も低くなる…というか載るのか?