NIKKEI NET（日経ネット）：「車免許で二輪125ccまで」 ホンダなど、免許制度変更を要請へ

ホンダやヤマハ発動機など大手二輪車メーカーは二輪車免許制度の変更を国に要請する。四輪車の中型免許を取得した際に排気量125ccクラスの「原付き二種」クラスの二輪車まで乗ることが可能になるよう、年内にも警察庁や国土交通省など所轄官庁への打診を始める。国内の二輪車販売は最盛期の８分の１以下の水準まで落ち込んでおり、制度変更をテコに需要を掘り起こす。
現在の免許制度では、四輪免許を取得すれば、排気量50cc以下のバイクに乗ることができる。ただ、同排気量帯の「原付き一種」は時速30キロメートルの法定速度や大きな交差点での２段階右折など、交通上の不便が多い。また、海外にはない国内独自の規格で、メーカー側にとっても開発や生産コストがかさんでいる。 (09:22)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090915AT1D140B414092009.html

個人的には、むしろ車の免許に原付免許を付与することを止め、「排気量50cc以下のバイク」という中途半端なカテゴリーを廃止する事こそが「交通安全」と「事故防止」の観点からすればいいんじゃないかと思う。
理由としては、原付が非常に安価で便利で使い勝手の良い交通・輸送手段であり、学生の通学からオバちゃんの買い物まで、幅広く使われている反面、非常に交通マナーが悪く、車を運転している際に、原付にヒヤリとさせられた経験が無いという方が稀有だと思う。
加えて、速度制限を守れば道路の渋滞原因となり、速度制限を守らなければ、危険と言う二律背反を背負っている。２段階右折なんて、実際に守っている人の方が少ないという状況。
なので、原付と言うカテゴリを廃止、もしくは小型二輪免許がなければ運転不可にする方が、「交通安全」と「事故防止」の観点でメリットが多い、という結論に至る。
原付が廃止になり、小型二輪免許必須となれば、どうしても原付を必要とする層に125ccクラスのバイクが売れるようになるかと。
…原付が売れなくなるから、トータルでマイナスになりそうだけど(爆)