gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

時事ドットコム:大卒就職戦線が異常事態=「買い手」減少、説明会に4年生殺到

大学生の就職戦線が異常事態だ。不況を受け企業が採用を大幅に絞ったためで、秋を迎えても卒業後の進路が定まらない学生が企業説明会に殺到している。例年なら3年生の就職活動に移行する時期だが、大学や人材各社は4年生への対応にも追われている。
人材サービスの毎日コミュニケーションズが今月初旬、都内で開いた合同会社説明会。各企業のブースは4年生であふれ、立ち見で企業の説明を聞く姿も目立った。
昨年の説明会は2日間にわたったが、参加企業が減った今年は1日のみ。一方、学生は1400人を超え、昨年より470人増えた。
6月の日銀短観では、企業の来春の新卒採用計画は前年比23%減少。ここ数年、「団塊世代」の定年退職などを背景に積極採用が続いた「売り手市場」が、昨年からの不況で吹き飛んだ格好だ。
このため、多くの4年生が近年にない長期戦に苦しむ。人材派遣大手のパソナグループは3年生を念頭に求人情報の提供や模擬面接などを行う「学職カフェ」を東京、大阪に設けたが、利用者の7割が4年生だ。リクルートの秋採用サイト登録者は前年の2.4倍。人材サービスのアクセスコーポレーションの説明会では企業が半減、学生は満員の状態という。
今年の就職難は「これまで地元での就職先確保に困らなかった地方の国立大学にも影響が及んだ。地方経済が深刻な表れだ」と関係者は話す。卒業時に就職先が決まらないと長期フリーターになる懸念がある。新政権の課題となりそうだ。(2009/09/21-14:34)

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c2%e7%c2%b4%bd%a2%bf%a6%c0%ef%c0%fe&k=200909/2009092100138

今年就職になる昭和63〜4年代から、平成ヒトケタ前半生まれの人は、ウチら「失われた10年」世代以上に悲惨な世代になる事だけは間違いない。
しかも、「失われた10年」世代は団塊Jr世代でもあり、ある程度の人口があるから一人当たりの老人負担がまだマシだけれど、これから失われる世代の人口は既に減少世代であり、自分自身の生活不安があるのに、老人達の為に負担しなければならない世代負担は確実に増加しているのだ。
せめてもの救いは、親の世代がまだバブル期世代で勝ち抜けだから、多少は金がある点だろうか。
「失われた10年」世代に対して、全く政府が無策だったように、彼らに対しても政府が具体的な対処をする事は無いし、今からしても「間に合わない」。
こーいう「どうしようもない事象」こそ、自己責任論では対処しようが無いので、政府レベルの対応が必要なんだと思う。
今、高校三年で「大学行っている間に景気がマシになれば…」と考えている人は、ご愁傷様。
経験者として断言するけれど、景気は良くならないから。
これから迎える「鳩山不況」に対し、こないだの選挙で投票権が無かった若者が、どう考えても最大の被害者だと思うし、彼らは選挙に行かなかったちょい年上の連中や、マスゴミに踊らされて民主党に投票した年寄り連中を呪ってもいいと思う。