gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

ゲーム業界の裏話を暴露したブログが消滅「影響を与えすぎたか」 (ロケットニュース24) | エキサイトニュース

元ゲームデザイナーの「がききち」氏が運営していた自身の公式ブログ『月光はBLOOD EYE』が、このシルバーウイーク中に消滅していることが判明した。がききち氏は『月光はBLOOD EYE』の記事で、Xbox360からPS3にゲームを移植する際、「360版と同じは認めません。追加要素を結構入れるように」とソニーが要求してくることを暴露。このことは日本のインターネットニュースだけでなく、世界のゲーム業界に広まることとなり、大きな波紋を呼んでいた。
「でも360では売れない(コスト回収できない)。PS3に移植して出したい(元があるので低コストで出せる)。するとソニーから「360版と同じは認めません。追加要素を結構入れるように」と言われる。追加要素が無ければ審査は通らないのだ。テイルズがどうなのか知らないが、私の作った360からPS3への移植作ではそうだった。「追加要素は入れなくてはならない」それは、ちょっとやそっとの追加や変更では認められない」※ブログより引用
『月光はBLOOD EYE』は多くのアクセスを集めたようだが、突然ブログタイトルが『目がシバシバする』に変更され、暴露記事も削除されていた。しかし今回は、ブログ自体が消滅してしまい、がききち氏が何らかの理由からブログを削除したものと思われる。
このことに対してゲーム開発者のFさんはこう語っている。「ゲーム開発に携わる者は、自社や関連会社のさまざまな機密保持契約書に沿って従わなくてはなりません。つまり、業務で得た情報や経験を部外者に話してはいけないし、ブログに書いてもいけません。SCEが追加ストーリーなどを要求してきたことも、本来ならば話してはいけませんしブログに載せるのもタブーでしょう。彼のブログはゲーム業界に影響を与えすぎたのかもしれません」。
これは憶測でしかないが、本来は話してはいけないことをブログに書いてしまったため、責任を感じてブログ削除した可能性がある。しかし、今回の暴露によってゲーム業界の裏ルールが明るみになり、多くの一般人がゲーム開発に関する情報を得たはずである。はたして今回の騒動はどう着地して解決するのか? まだその結果はわからない。

http://www.excite.co.jp/News/column/20090922/Rocketnews24_15225.html

守秘義務に相当する内容とは思えないんだが…。
ゲーム機間移植について、2機種同時発売作品ならともかく、他機種で発売後に移植する作品について「大きな追加要素が必須」なのは、本気で売る気があるなら当然で、わざわざソニーに指示されるまでも無い話じゃないかと思う。
アタリショックの教訓、任天堂の現在と言う歴史的な事実から、発売されるゲームの質を維持する事はゲームハードメーカとしては当然気にしなければならない部分であり、PS3からはXBOXからの移植作(それもベタ移植)しか出ない、なんて状況を受け入れられるはずが無い。
そんな風評が立つくらいなら、移植をさせない方がマシである。
しかも、「360では売れない(コスト回収できない)。PS3に移植して出したい(元があるので低コストで出せる)」なんてクズゲーの処分場されたのでは、ソニーはたまらんというか。普通は怒るだろ…。
XBOXで同様の審査が無いとしたら、そっちの方が変と言うか、「端から日本市場は諦めてます」という意思表示ちゃうんかと。
最近のソニーの迷走っぷりというか、中途半端に客を見てない雰囲気は好きではないのだが、これを問題視するのは、単にソニーを叩きたいだけなんじゃないかと思う。