UPDATE1: 中国が6月Ｇ２０までに人民元切り上げなければ、米は行動を起こす＝下院歳入委員長| マネーニュース| 最新経済ニュース | Reuters

［ワシントン　１９日　ロイター］　米下院歳入委員会のレビン委員長（民主党、ミシガン州）は１９日、中国が６月の２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合までに人民元切り上げに向けた措置を開始しない場合、米国は行動を起こす、との考えを示した。
レビン委員長はナショナル・プレス・クラブで、オバマ政権が６月に開催される国際会合の場を利用して中国に人民元切り上げを求める多国間の圧力をかけることを期待するとした上で、「結果が得られなければ、米国は行動を起こすと確信している。政府も動くし、議会も動くだろう」と語った。
同委員長は、人民元は「明らかに過小評価されている」とし、中国政府は人民元を「対米で経済的に優位に立つための主要な手段」として用いている、との認識を示した。
一方で、多国間の圧力により中国に人民元大幅切り上げ実施を迫ることができるか見極める期限として、少なくとも２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会合がカナダで開催される６月末まで、オバマ大統領とガイトナー財務長官に猶予を与えるとの考えを示した。
同委員長は「Ｇ２０会合終了までに中国は人民元切り上げ開始に向けた決断を下すだろう。でなければ、われわれは一段の措置を講じる」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS863500820100419

中国がアメリカを黙らせたいならば、「米国債売るよ」と言えば良い。
つーか、人民元切り上げすると、元(国内)に対して一気に米ドルの価値が下がり、同時に発生するだろう世界的ドル安で、中国にとっては相対的に米国債の価値が激減してしまうので、売らないと損をするのだ。(日本の場合、純粋に米ドルが安くなった分だけの損で済む。しかも、対外的には価値は変わらないし、そもそも自由に売れないので関係ない)
通貨の切り上げは、今まで不当に安かった人民元の価値を、適正な市場価値へと修正する一方で、かつての日本のバブル＋円高の狂乱を中国にもたらす事になる。
はてさて、一昨年の世界同時不況に続いて、今年は世界史に残る事件が起きそうで、楽しみではある。
ルーピー鳩山は日本史に残る傀儡無能政権にはなりそうだけど。