gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「日本の20年を見ろ」 サマーズ委員長が反面教師として言及 - MSN産経ニュース

【ワシントン=渡辺浩生】ホワイトハウスのサマーズ国家経済会議(NEC)委員長は24日、財政政策と米国の戦略について当地で講演し、「日本の過去20年以上の状況を見てみなさい」と述べ、日本を反面教師とし財政出動による景気刺激の重要性を指摘した。
ギリシャ財政危機に端を発した欧州の不安を受けてサマーズ委員長は、「財政政策はとりわけ差し迫った問題」と指摘。財政赤字の拡大と経済成長の低迷に悩む国の例として、スペインやアイルランドとともに日本を挙げながら、「いかなる力強い財政戦略も、第一歩は、回復を確保するため可能なすべてを実行することだ」と強調した。
サマーズ氏はクリントン政権の財務長官時代、日本の経済政策にたびたび“口先介入”したことで知られる。バブル崩壊後の「失われた20年」を経てもなおデフレ不況にあえぐ日本を教訓に、財政出動による経済成長を実現し、その後の財政再建に取り組むべきとの考えを示した。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100525/amr1005250858002-n1.htm

失われた20年で日本から流れた金が市場を潤して世界が好景気だったことは完全にスルーですね。
わかります。*1
まあ実際、日本の失われた20年は、「日本人にとっては」失政だと思うので反面教師にするのは結構ですけど…。
ちなみに、現政権はより酷く、世界同時不況以降、2008年末から日本の競争力は文字通り「崩壊」という勢いで下落しているらしい。(失われた20年で失われた分よりここ2年で失われたものの方が大きいくらい)
まあ、世界恐慌一歩手前で、世界中が一致協力して経済崩壊を防ごうとしている時に、ミンス党自民党が行った経済対策をことごとく邪魔して、政権交代してからはそれらを執行停止したりするような「政局第一、(特定アジア)国民第二、色々続いて日本国民は一番最後」な政党なんで、ある意味当然なんだけど。

*1:日本政府は20年で500兆も国債を発行して公共投資を増やし景気浮揚を試みたが、企業は国内より海外投資に邁進し、工場が中国を始めとした海外へ移転が進んで結果として海外へ金が回り、日本国内にはほとんど循環しなかった。結果、日本では輸出業以外はずっと不況で、世界中が好景気になった。まあ、企業が利益追求するのは本能なので仕方が無く、行政が無能だったという事だけはガチ。普通20年も同じ失敗を繰り返す前になんとかするよなぁ…