gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中華鍋振れるIH調理器 中部コーポレーション - 47NEWS(よんななニュース)

中部電力と業務用調理機メーカーの中部コーポレーション(三重県桑名市)は8日、中華料理店向けの電磁誘導加熱(IH)クッキングヒーターを開発したと発表した。IH調理器で初めて、丸底の中華鍋を振りながらいためる調理法に対応したという。11月末にも発売する。
中華鍋専用で、天板は凹面。鍋振り調理で鍋が天板から離れても、加熱が途切れないよう工夫した。
ガスに比べ掃除などの取り扱いが容易。電気代は、同じ火力のガスレンジのガス代に比べて約2割安い。価格は10キロワット型が約84万円で、従来品の3割程度に抑えた。
この日は、最新の機器や技術を集めた名古屋市港区での展示会で調理器を披露。実演したホテルオークラレストラン名古屋の中山哲夫総料理長は「ガスと変わらない感覚で使える」と話した。

http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090801000716.html

天板を凹面にしたところで、接触面のみ加熱されるというIH特性上、エネルギーの7割を無駄に捨てて周囲の空気を含む鍋全体を加熱するガスに比べれば、中華なべ上部の温度は低くなるだろうし、鍋を振れたところで、「あおり」調理で、中華の料理人が食材を直接火に当てるような技は使えないし、プロ用の代替にはならない気がする。
で、「鍋振り調理で鍋が天板から離れても、加熱が途切れないよう工夫」というのが、電磁波の到達範囲を広げているのかと思ったら、単に「普通のIH調理器は天板から鍋を放すと内部的に回路電流を切ってしまう為、再加熱が遅い」のを「回路電流を切れないようにして再加熱までのラグを無くす」というだけっぽい。