gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

東京新聞:ラジオ会館 建て替えへ 来夏めど閉館:社会(TOKYO Web)

電気製品店が軒を並べ、近年は「オタク文化」の店が集まる東京・秋葉原の「秋葉原ラジオ会館」が、老朽化のため来年夏をめどに閉館し、建て替えることが決まった。ビル所有会社が二十二日午前、テナント説明会で明らかにした。半世紀にわたり「アキバ」の顔として親しまれてきた「ラジカン」は、二〇一三年にも装いを新たに再出発する。 (中山高志)
ビル所有会社によると、ラジオ会館は一九六二年、秋葉原初の高層ビルとしてJR秋葉原駅前に建設され、七二年に増築されて現在の姿になった。地上八階、地下一階建てで、延べ床面積は約一万平方メートル。現在は二十三店舗が入居している。
オープン当初は家電、電気製品の店が多かった。その後はオーディオ、パソコンなど、時代の流れとともにテナントの主流も変化。近年はフィギュア(人形)やトレーディングカード、関連書籍などを販売する店が増えた。
一方、築後約五十年が経過したビルは老朽化が目立ち、現行の耐震基準を満たしていないことなどから、東京都から改善指導を受けていた。同社は、テナント契約の更新時期が集中する二〇一四年ごろをめどに大規模改修工事を模索したが、都から早急な対応を求められ、建て替えを決めた。
今後は来夏をめどに閉館。継続入居を希望するテナントについては臨時移転先を探し、数年後のリニューアルオープン時に再入居してもらう。新しいビルは九〜十階建てと現行とほぼ同規模。同社の担当者は「テナントや来場者の安全を考慮し、苦渋の決断をした。しばらく迷惑をおかけするが、必ず再開するのでご了解いただければ」と話している。
一方、説明会でテナント側からは「建て替え時期について、東京都と交渉の余地はないのか」「具体的な提案がなく納得できない」など厳しい声も相次いだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010092290135544.html

シュタゲの聖地消滅
うーん、老朽化はいかんともしがたいとは言え、事実上、ラジ館に多数存在する非オタクな小規模専門店は潰れざるを得ない、かなり酷い話。(まず、移転先が無い、移転しても生き延びられる可能性が低い、建て替え後の賃料は、確実に今の倍以上にハネ上がるから、戻ってから賃料で死ぬ)
今のラジオ会館に入っている店舗の内、戻ってこれるのは半分、下手すると1/3も無いんじゃないかと。
電気街の秋葉原という文化が、確実に何割か削れる結果になると思う。
これでラジオデパートが潰れたら、完全に電気街の秋葉原は終了かなぁ。
閑話休題
戻って来れそうな体力がある海洋堂コトブキヤボークス、K−Books、イエローサブマリン辺りも、十分なフロア面積と手ごろな賃料で折り合いがつく場所が見つかれば良いけど、そんな物件はとっくに埋まっている訳で。
3年程度なら一時撤退か、縮小営業で…なんて可能性もある。
個人的には、ラジオ会館がガレキ・フィギュアといったホビーの拠点だから、離散してしまうのは非常に残念と言うか、キツい。
それでなくても取り扱い店舗が減ってるのに。