中国がリン酸肥料で輸出規制の可能性も、国内在庫減で−米モザイク - Bloomberg.co.jp

10月５日（ブルームバーグ）：中国政府はリン酸肥料の輸出を制限する可能性がある。北米２位の肥料メーカー、米モザイクのチーフ市場ストラテジスト、マイク・ラーム氏が指摘したもので、中国のリン酸肥料は７、８月に出荷が過去最大となり、国内在庫が減少していると説明している。
ラーム氏は５日、投資家やアナリストらとの電話会議で「中国政府当局者はリン酸肥料が国内農家の手に渡りにくくなることに警戒感を強めており、状況を注視している」と述べた。その上で「中国当局は、国内農家に適切な価格でリン酸肥料を確実に供給するために、制限的な輸出政策を含み、必要なあらゆる手段を講じてくるだろう」との見方を示した。

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日本ではリン酸のほぼ全量を輸入、それも中国からのそれに頼っており、2007年頃から中国がリン鉱石の輸出に関税を掛けたり、輸出量を削減する動き等があったため、日本では肥料価格が高騰した。
まあ、リン自体は、世界中に分布しているので、コストさえ度外視すれば採取できないという事は無い。
しかし、肥料のコストＵＰは、そのまま食料の価格に転嫁されるので、安くて大量に採取する方法が確立しない限り、国内農業はさらに苦境に立たされる事は確実だな。
…だから、今の効率最悪な小規模農家まみれの日本の農政から手をつけなきゃならんと言うのに。