gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

「臓器は提供しない」←こいつら自分が輸血や移植が必要になったらどうするの? 安心ちゃんねる!

死亡したあと、臓器を提供するかどうかの意思を日本臓器移植ネットワークのホームページに登録した人のうち、「提供しない」とする割合がことし7月の改正臓器移植法の施行後、大幅に増え、先月はおよそ3人に1人に上っていたことがわかりました。
日本臓器移植ネットワークは、死亡したあと自分の臓器を心臓や肺などの移植を待つ患者に提供するかどうかの意思をあらかじめ登録できるホームページを運用しています。意思の登録は平均で毎月およそ2000人程度でしたが、7月に改正臓器移植法が施行されたあとは、8月におよそ7300人、先月におよそ6300人の登録があったということです。さらに、それまでほとんどなかった臓器を「提供しない」とする割合が大幅に増え、先月はおよそ1800人と全体の29%に上ったということです。3年前に運用が始まってから登録はこれまで7万7000人余りに達していて、家族が臓器提供を承諾する際に、移植コーディネーターが本人の意思を確認することになっています。臓器を「提供しない」とする登録が増えたことについて、日本臓器移植ネットワークでは「本人が拒否していなければ、家族の承諾によって脳死からの臓器提供ができるようになったため、臓器提供を自分の問題として考える人が増えた表れではないか」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101011/k10014507921000.html

献血もそうだが、提供側の善意だけでシステムを回そうとしているからこうなる。
献血実績やドナー登録状況に応じて医療費控除されるとか、輸血や臓器移植時に優先的に回してもらえるとか、具体的なメリットを用意してなお足り無いと言う話ならともかく、ただ口をあけて善意を期待して、思うように善意が集まらなかったから「わがままだ」とか言われてもワケワカメ。
かといって、直接の金銭授受をやり始めると、絶対ロクな事にならないから、医療控除とかの間接的なメリットに留めるべきだとは思うが。
ちなみに、こういう話になると絶対「献血・ドナーを義務化して拒否者にペナルティ」という罰則思考をするバカが湧くが、元が善意提供なのだから、提供者にメリットを付与するならともかく、非提供者に罰則を適用するというのは明らかに異常なので、ココロの病院に行った方が良い。
世の中には、様々な理由で献血やら臓器提供できない人たちがいるのだ。