gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本音楽界のすさまじい現状  CD年間トップ10は「嵐」と「AKB」だけ? (1/2) : J-CASTニュース

2010年に発売されたシングルCDのトップテンはアイドルグループの「AKB48」と「嵐」が独占するーーそんな情報がネットに流れている。オリコンが発表した売上げ枚数を見ると確かにこの2グループの曲がダントツで売れていて、あながち間違いでもなさそうなのである。
「音楽CD不況」などと言われて久しいが、2010年10月27日に発売された「AKB48」のシングル「Beginner」は日本レコード協会からミリオン認定され、07年の「千の風になって」以来の快挙だと騒がれた。「嵐」の人気は衰えを知らず、2009年はシングルCD年間売上げ1位を含む4曲がトップテンに入っている。
1位は「AKB48」の「Beginner」94万7179枚
ネットに何者かがアップした10年の新曲CD売上げはこうなっている。
1位「Beginner」947179枚/ AKB48 10/10/27、2位「ヘビーローテーション」709342枚 / AKB48 10/08/18、3位「Troublemaker」 698542枚 / 嵐 10/03/03、4位「Monster」 696022  / 嵐 10/05/19、5位「ポニーテールとシュシュ」657868枚 / AKB48 10/05/26、6位「果てない空」649339枚 / 嵐 10/11/10、7位「Lφve Rainbow」 618614枚 / 嵐 10/09/08、8位「Dear Snow」 590150枚 / 嵐 10/10/06、9位「To be free」516142枚 / 嵐 10/07/07、10位「チャンスの順番」471242枚 / AKB 10/12/08。
情報が出たのは10年12月9日に「2ちゃんねる」に立てられたスレッド。これを個人が運営するニュースサイトが取り上げたことで大きな話題になった。この数字はオリコンの集計がネットに「流出」したのではないかと言われている。
2010年のトップテンはどうなるのか聞いてみたところ、
「売上げのトップテンは毎年発表していますが、今年の集計はまだできていません。ネットに出ている数字は個人的に調べられたものだと思います」
オリコン広報は説明した。
「少女時代」「KARA」は10万〜12万枚
オリコンが発行している音楽情報誌「オリ★スタ」には毎回CD売上げの推定枚数が掲載されていて、10年に発行されたバックナンバーを見てみると、ネットに出ている数字とほぼ一致する。ネットに出た数字が本物だとすれば、「オリ★スタ」に掲載されたものより新しい数字ということになる。2グループがトップテン独占という話題にネットでは、
「これは・・・ひどい」
「これから音楽業界はどうなるのか全く予想できないな」
「オタクしか買ってないな。AKBオタVSジャニオタで、どっちがどれだけ貢いだか競ってる」
といった感想が出ている。
ちなみに、今年売れた他のシングルCDを「オリ★スタ」で見てみるとジャニーズ事務所のグループが特に目立ち、途中経過の数字で、「SMAP」の「This is love」が約35万枚売れ、「関ジャニ∞」の「LIFE」「Wonderful World」がそれぞれ30万枚。山下智久One in a million」が20万枚となっている。その他では福山雅治の「蛍/少年」が24万枚。EXILEの「もっと強く」「I Wish For You」がそれぞれ23万枚。氷川きよしの「虹色のバイヨン」が16万枚となっている。今年最も話題だった「K-POP」では、「少女時代」の「Gee」「GENIE」がそれぞれ11万〜12万枚。「KARA」の「ミスター」が9万5000枚だった。

http://www.j-cast.com/2010/12/10083206.html?p=1

あくまでもCDの売り上げだけで、ダウンロード楽曲はどうなってんだろ?
イベントで買うか、初回特典で付いてくる以外のCDは、買わなくなって久しいんだが。
自分のような極端な例は「少数派」として横に置くとして。
参考:日本レコード協会 有料音楽配信売上実績 2009年

2009年 有料音楽配信売上実績(年間)
総合計
・数量 468,223 (千回)
・前年度比 98%
・金額 90,982 (百万円)
・前年度比 100%

http://www.riaj.or.jp/data/download/2009.html

年間4億6千8百万ダウンロード、売り上げ909億円。
かなり良くね?
世界同時不況が直撃した後なのに、前年度比100%は保ってるんだぜ?
そして、トドメは
参考:ネット音楽配信はCDの売上減少を支えきれたのか!? 音楽CDなどの売れ行きと有料音楽配信の売上をグラフ化してみる:Garbagenews.com
詳細は、直接リンク先を読んでもらうとして、総括的には、メディア移行期に乗り遅れた結果として1998年以降、CDの売り上げは漸減したが、2005年以降の有料音楽配信で補完されつつある。(記事では少子化で市場自体が縮小している点も指摘しているが)
結局、音楽業界自体がCDに固執してメディア移行に失敗しただけじゃん。
音楽業界を、CDの売り上げで見るのは、もう時代遅れなんじゃないかと。
まあ、ジャニオタとAKBオタがコレクターアイテムとかイベント参加抽選券くらいの勢いでCDを買い支えている事も事実だと思うけど。
閑話休題
これって、紙媒体の書籍も、似たような経緯を辿りそうだなぁ…。