gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国次世代ステルス機「殲20」試作機完成 - 国際ニュース : nikkansports.com

「殲20」と呼ばれる中国軍の次世代ステルス戦闘機の試作機が既に完成していたことが4日、分かった。民間軍事研究機関、漢和情報センター(本部カナダ)が航空産業の有力情報筋の話として明らかにした。ただ改良点が多く、実戦配備にはさらに10年以上かかるとみられる。
機体の写真だとする画像が昨年末ごろインターネット上に出回り、同センターが真贋(しんがん)を確認していた。写真は四川省成都で撮影されたとされ、米国の第5世代ステルス機「F22」に似たデザインで、飛行場の滑走路を移動する様子が写っている。中国の軍事関連サイトなどに掲載された。
国産のエンジンを搭載しているとみられ、レーダーに捕捉されにくくするステルス性能や巡航速度は米国やロシア製の最新鋭戦闘機に及ばず、開発にはさらに10〜15年の期間が必要だと同センターは分析している。
中国は現在、米国のF16戦闘機に匹敵する性能を持つとされる「殲10」を配備している。(共同)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20110104-720792.html

写真を色々見てみたが、外見だけF22を真似て、ウェポンベイの採用や固定式インテークによりレーダー反射低減の努力をして見ました、といった風情。
エンジンも新基軸はなさそうで、手持ちのロシア製デッドコピーの流用っぽい。
機体が大型化したのは、ウェポンベイの容量を少しでも大きくする為に欲張った結果だろうか。
第5世代機としてはステルス性が悪い部類のPAKFAはおろか、4.5世代機のEF2000やらF/A−18E/Fと比較してもステルス性能は下のような気がする。
とはいえ、独力で4.5世代戦闘機を開発できたというなら、それはそれで脅威と言うべきだろう。
日本は、F2という4.5世代戦闘機を開発したとは言え、アメリカとの共同開発だし。
加えて、アメリカに次ぐ軍事費という資金力と、第5世代機を開発しようという意思があり、既に試作機を飛ばそうとしている中国と、未だに開発の端緒どころか、開発しようかどうかで迷っている日本では、ウサギとカメどころじゃないスタートダッシュの差がついている。
基礎技術の研究は、以前から行われており、防衛庁資料に依れば10年以内に次世代機開発に必要な技術の習得ができると考えられているが、そこから新型機開発を始めて、試作機が早くて5年、そこから量産機開発に10年、配備に5年掛かれば、とっくに中国は第5世代機を完成させ、配備完了しているだろう。
やはり、日本がこの先生きのこるには、中国が分裂崩壊する以外無いよなぁ…。