gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

全国で小中学生326人が行方不明…「ある日突然学校に来なくなる。自宅に行っても住んでる形跡がない : 【2ch】ニュー速クオリティ

住民票を残したまま行方不明になり、就学しているかどうか確認できない小中学生(日本国籍)がいる。文部科学省は、1年以上所在不明になっている児童生徒数の報告を学校基本調査で求めており、今年度は全国で326人とされる。しかし、その調査そのものが空洞化し、実態は不明だ。人と人とのつながりや家族関係が希薄化する中、児童生徒の就学問題を家族だけにまかせていいのか、関係機関にできることはないのか。3回にわたって課題を報告する。
■ある日突然…
「入学式になっても来ない」「上履きや体操服を残したまま、ある日を境に突然学校に来なくなる」「住所地に行っても住んでいる形跡がない」…。
教育委員会の担当者は居所不明となるケースについてこう説明する。
東京都江戸川区の区立小学校の副校長は昨年3月末、1人の在籍児童=当時(7)=を除籍し、区教育委員会に報告した。この学校の校長によると、就学前健診や就学説明会に出席しないため区内の集合住宅を訪ねたが、該当する児童は住んでいなかった。
「『いない』というのを本当に信じていいのか分からなかった。しかし、近所に聞いて回るわけにもいかず、それ以上は調べようがなかった」と副校長は振り返る。
別の小学校長は数年前、学期途中にいなくなった品川区内の児童の自宅を何度か訪問した。その際、自宅前に止まっていた黒塗りの車の持ち主に「(母子は)外国に行った」と説明された。「取り立て屋だったのでしょうか。そのときはさすがに事件かと思い、警察に連絡しました」。警察からその後の連絡はなく、母子の行方は分からないまま校長は転勤になった。
■1年たって除籍
1年以上所在不明が続くと、教育委員会は昭和32年の旧文部省の通達に基づき学齢簿を別の「簿冊(ぼさつ)(帳簿)」に管理保存する。また、学校は児童生徒を除籍する。児童虐待の増加から学校と地域、児童相談所、警察などとの連携が重視されるが、就学前に居住が確認できないケースや学期途中で保護者とともに姿を消すケースでは積極的に捜さない。
さいたま市では今年度、小学生31人、中学生4人の計35人(男子14人、女子21人)の所在が分からない。前年度の19人(小学生18人、中学生1人)からほぼ倍増した。市教委は、DVなどで母子で身を隠した▽借金などのため一家全員が夜逃げした▽保護者が子供を連れて出国した−の「いずれかではないか」と推測するだけだ。
一方、埼玉県警によると、子供の捜索届は親族から出され、「学校からの相談や届け出はほとんどない」(生活安全部)のが現状だ。
■3年間就学せず
不明になった後、刑事事件によって所在が判明するケースもある。
平成14年に発覚した北九州監禁・殺人事件で、殺人の罪で無期懲役の判決を受けた被告=上告中=の男児=当時(9)=は、居住地の北九州市に住民票がなかった。そのため、事件が発覚して児童相談所に保護されるまでの3年間、就学していなかった。
男児の住民票があった福岡県久留米市教委は入学前男児の学齢簿を作ったが住所地にいないため「不明」に。事件発覚後も男児のケースが問題視されることはなかった。
都内のある児童相談所長は「ホームスクール(家庭学習)などを除いて子供を学校に行かせないのは、児童福祉の分野ではそれだけで学習権の侵害でネグレクト。学校から連絡があれば探す努力ができるが、そのような相談はないのでキャッチのしようがない」と教育委員会の対応に疑問を投げかける。
                 ◇
【用語解説】学齢簿
市町村教育委員会(及び特別区教委)がつくる学齢期間(6〜15歳)の児童生徒と翌年の就学予定者についての資料。学校教育法施行令に基づき、就学予定者の学齢簿は入学前の10月1日現在の住民基本台帳に基づいて作成。国民の義務教育を完全実施するため学齢期間が終わるまで毎年、年度始めに就学状況を記録する。転出により住民登録がなくなれば学齢簿も抹消する。
                   ◇
【用語解説】居所不明児童生徒
所在確認できず、1年以上経過した児童生徒(外国籍は除く)の学齢簿は別の「簿冊」で管理保存する。教育委員会は毎年5月1日の学校基本調査で、簿冊に記載されている児童生徒の累計を「1年以上居所不明数」として文科省に報告する。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110119/edc11011912120017-n2.htm

保護者共々消えた場合は、普通は夜逃げを疑うから、積極的には探さないよなぁ。
問題は、夜逃げすると同時に、公的な保護も受けられなくなるから、家族まとめてヤクザに「友愛」されていたとしても、日本で毎年発生する「見つからない一万人の行方不明者」としてフェードアウトするだけな事。
つくづく、国民背番号制と、縦割り行政の是正が進んでいれば、もっとマシな世の中になっていた可能性もあるんだけど。
とはいえ、石原のように権力を暴走させる事を恥じない政治屋が、高度な管理社会と結びつくと、それはそれで害悪が大きい事も事実なんだけど。
つか、日本の政治屋ってどうして、規制強化・言論統制が大好きなのかね?
前者は直接管理利権に繋がるから、金の為だと判るけど、後者は悪を為しても、批判はされたく無いと言う恥知らずな思考からなんじゃないかと思う。