gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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メタンハイドレート調査、掘削船・ちきゅう投入 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、次世代資源の切り札として期待される日本近海のメタンハイドレート開発のため、海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」を使った海底掘削調査を2月5日から実施する。
日本近海の海底はメタンハイドレートの宝庫で、埋蔵量は国内の天然ガス消費量の約90年分に上るとの試算もある。ただ、海底下の厳しい低温高圧環境に封じ込められ、取り扱いが難しい。採掘の際にメタンガスが異常噴出し、制御不能になるといった事故を防ぐには、事前に地質を綿密に調べ、採掘の地点や方法を注意深く決める必要がある。
今回の調査では、水深700〜1000メートルの海底を100〜400メートルくらいまで掘り抜き、ハイドレートを取り巻く層の地質構造や、掘削穴とパイプの安定性などを調べる。ちきゅうは、海底下7000メートルまで掘り進める、世界最高性能の掘削船。学術探査を目的に建造されたため、コンピューター断層撮影法(CT)などの高度な分析装置まで搭載し、海底地質の調査能力は飛び抜けている。
(2011年1月30日03時09分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110129-OYT1T00875.htm

笑える話だが、実は日本海排他的経済水域大和堆と呼ばれる海底山脈があり、メタンハイドレートが埋まっている事は調査するまでも無く判明しているのだが、もしかしたら海底油田すらあるんじゃないかとまで言われている。
海底油田が無くても、浅い海底に埋まるメタンハイドレートだけでも十分大きな資源なのに、調査すら出来ないのは、「排他的経済水域なのに、中国や韓国に遠慮して調査できない」からというフザケタ話。
これは、自民党時代からの問題。
閑話休題
正直、メタンハイドレートより、植物性プランクトンである珪藻類から取れる代替燃料生産の方が、継続性のあるエネルギー開発として意味があると思うのだが。
…確か、今年の末に、デンソーが大量培養に乗り出すんじゃなかったか?
この調査に10年で500億もの予算がついてる点については、エネルギー代替手段は多くて困る事は無いから、構わないんだけど、バイオ燃料のようにもしっかりと予算をつけて欲しいわ。