gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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トランス・ステーツ・ホールディングス社リーチ社長 来日記念パーティーに出席 100機購入に関する正式契約を昨年12月に締結。MRJプログラム進捗に期待 MRJ ニュース

三菱航空機株式会社は、開発を進める次世代リージョナルジェット機「MRJ」(Mitsubishi Regional Jet)の大型顧客である米国トランス・ステーツ・ホールディングス社(TSH)リチャード・A・リーチ(Richard A. Leach)社長の来日に際し、2011年2月1日ヒルトン名古屋にて来日記念パーティーを開催致しました。
TSH社と三菱航空機は、2009年10月の覚書締結以来、綿密な協議を重ね、2010年12月27日にMRJ 100機(確定50機、オプション50機)の正式契約を締結しました。今回の来日   記念パーティーでは、最新鋭の次世代リージョナルジェットMRJの正式契約締結を祝し、三菱航空機社長 江川からリーチ社長へ、MRJの模型を贈呈しました。
TSH社は、米国ミズーリ州セントルイスに本社を置き、北米でも有数のリージョナル航空会社であるトランス・ステーツ・エアラインズ社、ゴージェット・エアラインズ社、コンパス・エアラインズ社の3社を傘下に持ち、ユナイテッド航空デルタ航空USエアウェイズから、フィーダー路線(ローカル都市への接続路線)の運航サービスを受託しています。
そのTSH社 社長のリチャード・A・リーチ氏は、今回の来日に際し次のように語っています。「我々は、MRJの完成をとても楽しみにしています。昨年12月27日に正式契約を締結し、100機購入という大型発注を確定できたことを大変嬉しく思っております。覚書締結以来、私たちは三菱航空機のメンバーの皆さんの優秀さ、MRJの性能の良さに関して多くを知ることができ、プログラムの成功について更に大きな自信を得ました。また、MRJプログラムは設計作業から製造段階に進捗するなど、三菱航空機にとっても順調な期間であったと思います。
当社は、日本国外でMRJを購入する初の航空会社であり、MRJを初めて米国内路線で運航します。MRJは、優れた燃費性能をもたすプラット・アンド・ホイットニー社の次世代新型エンジン“PurePower(R)”ギアド・ターボファン(GTF)・エンジンを搭載し、環境、乗客、エアラインを重視した革新的なリージョナルジェット機で、このMRJがもたらす低燃費、低騒音、低排出ガスは、エアラインの運航コスト低減に直結します。また、MRJの客室は、リージョナルジェット機市場の中で最も大きくゆとりがあり、座席は最新型、騒音も軽減されることになり、我々は他のどのリージョナルジェット機にも勝る快適な空の旅をお客様に提供することが出来ます。
TSH社は、米国最大手の個人リージョナル航空ホールディング会社で、毎日500便を93都市間で運航し、年間800万人以上のお客様にサービスを提供しています。MRJは、航空会社が望む高いクオリティーを提供する理想的な航空機になること間違いありません。このすばらしい21世紀のリージョナルジェット機が当社の路線に就航する日を心から待ち望んでいます。」
三菱航空機社長の江川豪雄は、次のように語っています。「昨年12月27日、米国大手のTSH社と正式契約を締結し、MRJプログラムに更に自信を付けることができました。MRJは世界中のお客様のご期待とサポートをいただいた、これまでの常識を覆す革新的な航空機であり、21世紀の時代にふさわしい航空機です。そして、このMRJに対する期待は、50−100席クラスのリージョナルジェット機による運航路線の多い米国市場で特に高まっています。
MRJがエアラインの競争力と収益力を大幅に高めると同時に、より多くの空港でMRJが運航できるようになることを期待しています。」
昨年12月27日の正式契約により、2010年6月に最終合意した全日本空輸株式会社(ANA)からの正式契約受注25機(確定15、オプション10)と合わせ、MRJの合計正式受注数は125機(確定65機、オプション60機)となります。なお、現在、世界中の多くの航空会社がMRJに興味を示し、期待を寄せています。
来日記念パーティーでは、改めて正式契約締結を祝い、江川からリーチ社長へのMRJ模型の贈呈と、鏡割りが行われました。名古屋で行われた当イベントには、TSH社CFO最高財務責任者)のジェラルド・ウィグモア氏と、プラット・アンド・ホイットニー社 民間機エンジン&グローバルサービス部門の社長、トッド・コールマン氏にもご出席いただきました。今回の来日で、リーチ社長は記念パーティーに出席したほか、MRJの組み立てが行われる予定である三菱重工の飛島工場を訪問しました。

http://www.mrj-japan.com/j/news/news_110201.html

ほー、国産小型旅客機が、大口受注とな。これは目出度い。
しかし、笑えるのが折角の低価格・低燃費・低騒音ジェットなのに、国内航空運送事業社は導入する気が無い辺り。
競合する他社のリージョナルジェット機は「内装がカッコイイ」んだよね…。
旅客向けなんだから、その辺りも頑張らないと、厳しいと思われ。
しかし、IHIで開発していた「環境適応型小型航空機エンジン」は何処へ行った?
やはり、海外での信頼性を考えると、市場の大きい海外製になるのは仕方が無いのかね…。