gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「劣等生ギリシャ」国民の意外な本音 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

デフォルト(債務不履行)の危機にあるギリシャでは今、一般の国民は途方もないプレッシャーにさいなまれている。ギリシャに疑いの目を向ける支援国に対して、支出削減と歳入増加をきちんと達成する、と政府が必死に説得しているからだ。
EU諸国とIMF国際通貨基金)からの追加融資がなければギリシャ経済は崩壊し、ユーロ圏だけでなく世界経済までも脅かす事態になる。
2010年5月に決定された1500億ドルの救済を継続して受け取るために、ギリシャ政府は緊縮政策の強化を迫られている。今年の予算目標の不足分28億ドルを穴埋めするために、新たな固定資産税の導入も発表された。この固定資産税は電気料金を通じて徴収し、未払いの場合は電気を止められる。今週にも議会採決が行われる予定だ。
そんななか、ギリシャ市民の不安や不満は高まる一方。先週は労働組合のストで電車やバス、タクシーが運行を中止し、今週も大規模な交通ストが予定されている。
国営電力会社の労働組合は以前から、電気料金を通じての固定資産税の徴収を拒否すると、声高に叫んできた。それでもエバンゲロス・ベニゼロス財務相は先週、当初は2年間の暫定措置としていた固定資産税がもっと延長される可能性があると発言。さらに、財政改革を行わなければギリシャは2000年に経済破綻したアルゼンチンのような危機に陥ると警告した。
■「大企業と銀行が作った借金だ」
しかし公立病院の小児科医クリストス・アルギリス(32)は、政府の要求は行き過ぎだと言う。「私たちは金持ちじゃない」とアルギリス。彼は「週100時間」働いているのに、年収は約3万2000ドルだという。「公立の病院には医者がほとんどいない。政府は銀行にカネを回すために私たちの月給を300?400ユーロも減らしている」とアルギリスは言う。「だから私たちの答えはノーだ。債務なんて知ったことか。私たちが作った借金じゃない。資本主義の大企業と銀行が作った借金じゃないか」
首都アテネ郊外のガラッシの市場で花売りをするテオという名の男性は、ストがもっと起きればいいと言う。「首根っこをつかまれたような状態で、一体どうしろっていうんだ。ただ座ったまま、死ぬのを待てって? そんなわけにはいかないさ」と、彼は言う。
テオの妻は1年前、ビジネスコンサルタントの職を失った。所有していた車2台のうち1台を売って狭いアパートに引越し、2人の子供が通っていた私立幼稚園も辞めさせた。
ギリシャはとっくに破産していて、政府がそれを公にしていないだけじゃないかと、みんなびくびくしている」と、テオは語る。「でも、政府が言うほど悲惨な事態になるとは思わない。恐怖を煽るのは、人々をコントロールする効果的なやり方さ」

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/09/post-2274.php

そもそも、ギリシャ程度の弱小国が、先進国並みの生活をしていた時点で、「身分不相応」だった。
ついでに言えば、ギリシャは共和制。国家の罪は国民の罪だ。

「だから私たちの答えはノーだ。債務なんて知ったことか。私たちが作った借金じゃない。資本主義の大企業と銀行が作った借金じゃないか」

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/09/post-2274.php

なら、それを規制する政治家を選べば良かった話。
身分不相応な先進国生活が出来たのは、銀行が金融錬金術に手を出してあぶく銭を手に入れ、大企業が膨れ上がった恩恵な訳で、ギャンブルに負けたカスが愚痴っているようなもんだわ。
まあ、この辺りは当然日本人も覚悟すべきブーメランであり、自分の場合は出来る範囲で選挙に行ったり、売国企業の不買したりしているが、民主主義だからねぇ…今のミンス政権が日本をどんどん悪くして迷惑を被っているが、こうして他の国民がサボったツケも一緒に払わされるのは、もう諦めた。