asahi.com(朝日新聞社):F2戦闘機の生産終了 三菱重工の小牧南工場 - ビジネス・経済
三菱重工業は27日、2000年から続けてきた航空自衛隊向けF2戦闘機の生産を終了した。次期主力戦闘機(FX)の機種選定が遅れているため、F86戦闘機以来続いてきた、日本国内の戦闘機生産は当面の間、途絶える。
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愛知県豊山町にある三菱重工小牧南工場で同日、最終号機を防衛省に納入する「完納式」が開かれ、防衛省や部品メーカーなどから約200人が参加した。
同工場ではこれまでF2戦闘機94機を量産。今も年間12機を生産できる設備があるが、生産終了でラインは停止。今後は自衛隊機の定期修理が中心となる。
F2戦闘機は日米の共同開発で、三菱重工など日本側が約6割を担当してきた。1機120億円で、青森県の三沢基地や福岡県の築城基地の実戦部隊に配備されている。宮城県の松島基地にパイロットの教育訓練用で配備されていた18機は、東日本大震災の津波で水没する被害を受けた。
これで、生産ラインが閉じたF2増産は完全に絶望的に…。
津波で流れた分だけでも、再生産してくれれば良かったのだが。