情報収集衛星「光学4号機」を載せたH-IIAロケット19号機、打上げ成功 | H2A | sorae.jp

宇宙航空研究開発機構（JAXA）と三菱重工業株式会社は9月23日13時36分、政府の情報収集衛星「光学4号機」を載せたH-IIAロケット19号機を、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げた。
打ち上げられたH-IIAロケットは順調に飛行し、打ち上げから約2分後に固体ロケットブースタを切り離し、打ち上げから約23分後に「光学4号機」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。H-IIAロケットの打ち上げは昨年9月以来、約1年ぶり。
情報収集衛星は事実上の偵察衛星。光学衛星とレーダ衛星の2基1組で運用され、今回打ち上げられるのは「光学衛星4号機」となる。日本政府は2012年度までにレーダ衛星2基を打ち上げ、4基での運用体制を目指す。
なお、今回の打ち上げはH-IIAロケットにとって19回目の打ち上げで、2003年11月の失敗以来、13回目の連続打ち上げ成功である。
■H-IIAロケット19号機による情報収集衛星光学4号機の打上げ結果について
http://www.jaxa.jp/press/2011/09/20110923_h2af19_j.html
■9月23日　H-2Aロケット19号機打ち上げ
http://nvs-live.com/event.html

http://www.sorae.jp/030801/4512.html

ああ、すっかり忘れてた。
この「情報収集衛星」ってかなり曲者で、政府の都合で発生した、いわば国策でやってる事業なのに、「宇宙開発予算」の中に含まれているお陰で、公開されている「宇宙開発予算」は、実態としてコレに食われている分、技術検証衛星の枠が減っているとか。
また、衛星は打ち上げて終わりではなく、その後の追跡と維持管理にもお金が掛かり、それもまた「宇宙開発予算」から出ている。
…これ、本来は国防費か政府の情報経費だろ…。
という話。
とはいえ、打ち上げ成功自体はめでたいし、それでなくても超円高の逆風で少ない日本の打ち上げ回数になっているから、全てが悪いというわけではないのだけれど、問題ではある。