gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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イランの技術力は恐るべきハイレベル? 米軍の誇る無人偵察機はハッキングで捕獲された可能性大 | ギズモード・ジャパン

そのうち米軍に向かって自爆攻撃してきたりしないよね?
まさかな仮説と思いたいのですが、もしかすると現実に起きちゃうとも完全否定はできないかもしれませんよ。イランが昨年末に捕獲してしまった米軍最新鋭の無人偵察機「RQ-170」は、どうやら不遇の事故で失われたのではなく、着実にイランがプログラムへ電子的に侵入して奪えるように画策していた可能性が高いようです。米軍は絶対に信じたくない発表だと思いますけどね...。
あるイラン人のエンジニアが語った話では、これまで徹底的にRQ-170の分析を国内で進めてきた結果、まずは妨害電波によって、RQ-170の遠隔操作体制を自動操縦モードへと強制的に切り替えることに成功。その後、GPSシステムのハッキングにより、RQ-170の認識する位置情報を完全に惑わして、アフガニスタンの基地へと帰還するはずが、イラン領内の指定の場所を自陣と思い込んで着陸するように誘導できてしまったんだとか! あまりにもスムーズなシステムへの侵入だったので、最後の最後までNATO軍側はハッキングされていることにすら気づかなかったようですよ。もしこの戦略が本当ならば、イランの電子戦レベルは非常に高いと考え直さざるを得ないでしょうね。
そもそもステルス性能を備えるRQ-170の飛行地点を、イランがどのように探知してハッキングを仕掛けることができたのか、このイラン側の発表には疑問も残りますが、以前からGPSに弱点を抱えるとされてきた無人偵察機が見事な手腕で奪われてしまったとすると、NATO軍は今後の戦略の再考を強いられることでしょう。イランが解析入手した無人偵察機の機密情報が、まだまだこの分野で遅れを取る中国軍とかにまで流出して〜なんて最悪のシナリオが現実になることも懸念されていますよ。

http://www.gizmodo.jp/2012/01/post_9794.html

以前は、中国人によるソーシャルハッキングによるコマンド流出を疑ったけれど、これが事実なら、ソフトウェアクラッキング(侵入)と言うより、渡り鳥の体内磁石を狂わせて間違った飛来地に誘導した、見たいなテクニックなので、対策は極めて容易と言うオチなんだが。
遠隔操縦不能になったら、自動操縦に切り替わるのは、回避できない仕様だから据え置きとして、GPS信号の欺瞞だけ対応すれば良い。
それはGPS信号の暗号化で対策できるが、その余波でイランの民生GPS機器も全部使えなくなるが、まあ自業自得だよね、みたいな。
もうひとつ対策するとすれば、日本の無人機が実装している「自分の飛行経路から自機の位置を把握する」機能を応用して、GPS信号の欺瞞をチェックするという補正機能かな。
イラン側の発想と実行力は確かに脅威だし、鹵獲されてしまったRQ-170の徹底解析によって、イランや中国に無人兵器技術が漏出するのは避けられないので、中国の無人機技術が一足飛びに米国に近づく可能性は高まったんじゃないかな。