gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」 : ZiNGER-HOLE

【伊木緑】16日に投開票された衆院選小選挙区で、白票や候補者以外の名前が書かれた「無効票」が約204万票に上ったことが朝日新聞の集計で分かった。今回は投票率も過去最低だが、投票所に足を運んだものの投票先に悩み、白票を投じた有権者の姿が浮かび上がる。
朝日新聞が各都道府県選管の開票資料に基づき、投票者数から候補者への投票数を引いて集計した。204万票は投票者数の3.31%に当たる。計算方法が異なるので単純比較はできないが、総務省の集計では、これまでの無効票率は2000年の2.99%が最高だった。
都道府県別で割合が高かったのは高知県の5.24%、大阪府4.63%、熊本県4.44%、東京都4.20%の順。高知県選管の担当者によると、県全体の無効票約1万7千票のうち半数以上が白票で、候補者以外の名前を記した票も多かったという。
明治学院大の川上和久教授(政治心理学)は「誰に入れたらいいか分からないが棄権はしたくないと悩んだ結果、白票を選択した有権者が多かったのではないか。今回は政党が乱立したが、政策に共感できる政党があっても、その党の候補者が選挙区にいないケースがあったことも影響した可能性がある」と指摘する。
朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000006-asahi-pol

つくづく、選挙における「棄権はしなかったけど、無効票で投票先が無いと意思表示した俺カッコイイ」と勘違いしている馬鹿は、「他の多数者意見に全面的に従います。結果に文句を言いません」という意味でしかないと知るべきだと思う。
時々「白票でいいから、若者の投票率を上げるためにも行け」という意見を見るが、ハッキリ言って「騙されてる」。
白紙票で浮動票が消えて喜ぶのは、票田をしっかり持った二世議員や与党の公認候補であって、その傾向が強くなればなるほど、彼らは国民より票田と党しか見なくなる。
国民の為の政治と言う当たり前の前提が崩れていくのだ。
正しくは、カスゴミのような候補者達の中からでも、調べて比較して、少しでもマシな部分を見つけ、その候補者に投票する、と言う努力をすべきなのだ。*1
でなければ、有権者が党しか見ないで投票していると、クズでも与党公認候補なら当選してしまう。(実際にジミン全盛時代はそうだった)
仮に、民主、公明、社会、共産、維新、未来…といったクズ政党の候補者しか立候補していなかった場合は、もう候補者自身の比較をするしか無い。
同様に、投票したい政党の候補でも、自分の望まない路線を主張するクソ候補なら投票してはいけない。

国民がきちんと候補者の経歴や実績、目標を確認して投票するだけで、口だけで能力の無い二世議員は落とせるし、政治家と癒着して出馬してくるような元官僚候補を淘汰できる。
…という当たり前の事を、なんで中学校あたりから子供に教えないのか、不思議でしょうがないわ。

*1:仮に全ての候補の全ての主張が自分の意見と異なるというなら、一番不一致な候補の対立候補に投票して落とす努力をするべき。もし全て同じくらい駄目と言うなら…自身の頭がおかしい可能性を疑うべきだろう