gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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取材中に「ポルシェ917」のエンジンをブローさせた評論家に多額の損害賠償請求 - Autoblog 日本版

伝説的なレースマシン、ポルシェ917に取材で試乗していたジャーナリストがエンジンブローを起こし、多額の賠償金を請求されるという事件が起きたので、お伝えしよう。
不運に見舞われたのはイギリスのモータージャーナリスト、マーク・ヘイルズ氏。彼は雑誌の取材のため、元F1レーサーのデビッッド・パイパー氏(82)が所有するポルシェ917に試乗。しかし、走行中に回転数を8200rpmまで上げたことでエンジンがブローしてしまった。
ヘイルズ氏はオーバーレブの原因をポルシェのギアボックスに不具合があり、ギアが入らなかったと説明したが、パイパー氏はエンジンの回転数を7000rpmより上げないよう警告していたと話しており、「壊したら直して返すのが当然」としてヘイルズ氏に修理費用や修理中の補償費用を請求する訴えを起こした。裁判官はパイパー氏の訴えを認め、ヘイルズ氏にエンジンの修理費用に加え裁判費用などを含む合計11万ポンド(約1543万円)の支払いを命じた。
賠償を命じられたヘイルズ氏は、レース歴30年で150勝を挙げ、プロレーサーとしての経歴も持つベテランドライバー。今回の判決をうけて同氏は、「経験豊富なドライバーでも、今回のようなシフトミスを起こすことがある」と語っている。
自身の弁護士費用を払うために財産のほとんどを売り払ったヘイルズ氏は、賠償金支払いのために破産の危機に直面しているという。

http://jp.autoblog.com/2013/01/24/auto-journalist-ordered-to-pay-big-money-for-blowing-up-porsche/

まあこれは、どう考えても所有者のが正論でしょう。
むしろ、どうして修理費用を払わないで済むと思って示談にせず裁判に出廷したのか、不思議なレベル。
弁護士費用で私財の殆どを潰すくらいなら、素直に全財産を修理費として差し出して、足りない部分はゴメンナサイ(自己破産)した方が、経済的にも経歴としても(まだ)傷は浅かっただろうに…。
お陰で、所有者の心証も最悪だろうし、修理費用に加えて裁判費用まで掛かってるというオチ。
多額と言うけれど、44年も前の、たった25台しか生産して無いオールドレーサーなんてシロモノのエンジンなんてコアな部分をぶっ壊しておいて、たった1500万(裁判費用込み)で済んだのか、って感じがするけど。