マイナンバー法:成立 コスト、情報漏えいに懸念− 毎日ｊｐ(毎日新聞)

国民一人一人に番号を割り振り、年金や納税の情報を一元的に管理するマイナンバー法が２４日の参院本会議で可決され、成立した。２０１６年１月から番号の利用がスタートする。国や自治体は国民の情報を把握しやすくなり、役所の窓口での年金受給手続きなどが簡便になる。ただ初期投資だけで約２７００億円と多額の費用がかかる上、個人情報漏えいなどの不安も強いままだ。
政府は２０１５年秋ごろから全国民に対し個人番号を記載した「通知カード」を郵送。希望者には、番号や名前、住所、顔写真などを記載したＩＣカードが配られる。（共同）

http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000e010244000c.html

きちんとマイナンバーが銀行口座や有価証券と結び付けられれば、所謂「クロヨン」とか「トーコーサンピン」と呼ばれるリーマンと自営、農家、政治家の課税所得の捕捉率問題が大幅に緩和される事になる。*1
それだけでも、年間数千億円くらいの増収になるんじゃね？
あと、縦割り行政が壁にならなければ、行政機関における情報共有が一気に加速するから、行政に関わるコスト削減にもなる。
結局、既得権益を抱えた連中が抵抗して骨抜きにしなければ、メリットしか無いぞコレ。
情報漏えいとか言っても、役所の杜撰な紙資料管理を知ってれば分かるけど、今までは「情報漏えいした事にすら気付かなかっただけ」という話であり、これからは情報漏えいが判明する分、前進したといえるのだから。

*1:現金決済のみで生きてる人はともかく…