中国が日米合同訓練「夜明けの電撃戦」にクレームをつけた本当の理由
本当の理由も何も、中国が自国に直接・間接に関わるであろう話、それも軍事関連でクレームをつけなかった事例の方が珍しいのだが…。
定例の日米合同演習だって、元々は対共産圏諸国に対するアメリカのアジア圏支配を示すパフォーマンスという一面があるから、米中関係が改善するまではずっと文句つけてたんだし。
日本のマスコミが大好きな「尖閣諸島奪還のための強襲上陸作戦」などは、コンピューターシミュレーションゲームの世界だけの話である。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38034?page=3
というのは同意。
無人島の奪回なら補給線を断って適当に砲爆撃するだけでOKであり、殲滅する気なら燃料気化爆弾で酸素を奪えばいいし、生け捕りなら低致死性ガスを使っても構わんのだし。*1
有人地域の占領の場合、被占領地域の自国民保護を考える必要があるから上記の手は使えないので、強襲上陸も視野に入ってくるけど。
ある程度は日本独自で日本の防衛を全うするために必要な海軍力・航空戦力・水陸両用作戦能力という自主防衛能力を整備する方向に「かじを切った」かに見えるのがドーンブリッツ参加をはじめとする昨今の自衛隊の具体的動きなのである。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38034?page=3
これに関しては、アメリカの軍事費削減が喫緊の課題とされた今だからこそ言える話だけど、リーマンショック以前のアメリカなら、中国と一緒になって日本の防衛力強化を批判しかねない立場だった事は、忘れちゃいかんよね。
と同時に、アメリカも全面的な日本の軍事的独立までは望んでいないので、核武装は絶対許さんだろうし。