戦時作戦統制権の韓国移管、延期を米側に提案 : 国際 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

【ソウル＝豊浦潤一】韓国国防省は１７日、朝鮮半島有事の際の戦時作戦統制権を２０１５年１２月に米軍から韓国軍へ移管する計画について、米側に再延期するよう提案したと明らかにした。
北朝鮮が今年２月に３度目の核実験を強行し、安保環境が悪化したためと説明している。１５年１２月の移管は韓国側の要請で当初予定の１２年４月から先送りされたもので、これに続く延期の提案となる。
同省関係者によると、北朝鮮の核・ミサイル能力が向上し、金正恩政権が３月以降、朝鮮戦争休戦協定の白紙化を宣言するなど半島情勢の不確実性が増したことから、米韓軍当局者の間で非公式に移管時期の延期問題が論議されていた。今年１０月の米韓定例安保協議を通じ、本格的に協議される見通し。
（2013年7月18日00時56分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130717-OYT1T01003.htm

アホか。
前回は、北朝鮮の脅威が直接的に高まり、一応は日中を天秤に掛けていたアキヒロ政権だったから、日韓軍事同盟による極東防衛の余地があるとして、当面の延長を認めたけれど、今のパク大統領は最初から日本との対話を拒否して、さっさと中国に擦り寄った経緯がある。
これは、ノムヒョンのバランサー理論の焼き直しで、アメリカにとっては「コウモリ野郎再び」という悪印象しか与えなかった。
アメリカとしては、韓国単独で北朝鮮と、その背後にいる中国の圧力に抗し得ないと判断しており、日韓で軍事同盟関係を構築し、アメリカの負担(在韓米軍)を減らす予定だった。
しかし、韓国が強硬な反日媚中の態度を示す以上、日韓軍事同盟は不可能だし、となれば北朝鮮と中国に対抗する為には、在韓米軍を今まで以上に増強するか、きっぱり撤退して見捨てるかの２択しか残っていない。
そして、厳しいアメリカの財政上、在韓米軍の増強は有り得ない。
同時に、韓国は中国に擦り寄り、アメリカと天秤に掛けている。
そんな状況では、アメリカとして韓国には「日本にゴメンナサイして軍事同盟を結ぶか、在韓米軍の完全撤退しか有り得ない」という回答しか出ないと思う。
もちろん、日本としてはビタイチメリットの無い日韓軍事同盟なんて、まっぴら御免ですけど。
まあ、在韓米軍の駐留費用を全額韓国が負担する、と言う条件でも出ない限り、延長はないと思うわ。
つくづく、韓国って自分の立ち位置を全く理解していないアホな国だと思う。