国内防衛産業が初参入| 国内 | Reuters

政府は１７日、航空自衛隊の次期主力戦闘機として導入する最新鋭ステルス戦闘機Ｆ３５に関し、三菱重工業やＩＨＩ、三菱電機など国内防衛産業が、機体組み立てやエンジン、レーダー部品の製造に参入するための契約を８月に各企業側と結ぶ方針を固めた。政府関係者が明らかにした。安全保障分野の日米連携と、国内防衛産業育成を図る両面の狙いがある。

http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2013071701002074

製造参加比率が４割で、輸入部品の組立とＦＡＣＯ(最終組立と検査)はあるのは知っていたけれど、まさかエンジンやらレーダーまでライセンス生産が許可されるとは思わなかったわ。
特にエンジンやアビオニクスは部品輸入させられるんじゃないかと思っていたので、物凄く意外。
…と言うか、これ、明らかに日本周辺でＦ３５をフル回転させる必要がある紛争を想定してるよね…。
エンジンやレーダーといった基幹部品をいちいち輸入してたら間に合わない、と言う判断が無ければ、開発参加国でもない日本に、それだけの旨みを渡す理由が無い。
かつて最新鋭機だったＦ１５を、例外的に日本に輸出どころかライセンス生産まで許可した頃を連想する。
…韓国がＦ３５を導入するか否かは案外、韓国の未来を左右しうる決断になったりして。
少なくとも、韓国はＦ３５を導入する場合、日本から完成品を受け取る可能性が高く、大規模な修理も日本に頼るしか無い。
対して、Ｆ１５ＳＥなら在韓米軍のＦ１５Ｅまで整備しているＫＡＩが居るので、国内で整備が完結する。
わざわざ外国まで後送しなくても、国内で修理できる強みは、言うまでも無いわけだし。