米軍優位の消滅で日本は…中国に傾きつつある西太平洋の軍事バランス : 大艦巨砲主義！

スレでも言ってたけど、日本が核武装したらそれで終了なのも事実なんだよね。
中国の周辺国で核兵器を持っているのは、下僕である北朝鮮と、共産仲間のロシアを除けば、インドだけで、インドが核武装する前は露骨に威圧外交だったのに、核武装したとたんにインド相手には経済協力して融和外交とか言い始めて、代わりに対日圧力を強めた形になってる。
これは、「経済的にも結びつきが強くなった中国と全面核戦争する気はアメリカに無いだろう」という中国人の楽観があるので、核の傘が無効化されつつあるからだ。
対抗する為には、日本が、報復用戦略原潜を３隻保有するのが理想だけど、核不拡散条約を結んでいる以上、現状は直接の核保有は非常に困難だし、時間も掛かる。
喫緊としてニュークリアシェアリングを結んで、所有はアメリカの核だろうと、日本政府に核発射ボタンがある状態を作らない限り、中国の侵略圧力は高まる一方だと思う。*1
日中関係が悪化している最大の原因は、現時点で、中国が「核保有国と争わずに領土を広げられる方向」が、日本と東南アジア諸国くらいしかない事がある。
北西側は旧ソ諸国だから手を出すとロシアが怒るし、中東に手を出すと(原油供給の問題で)世界中がブチ切れるから。
…その意味では、日本が核武装すると、中国は全力で南シナ海利権を確保するべく、東南アジア諸国と戦争が起こるんだけど。

*1:ニュークリアシェアリングの核は、核兵器提供国が最終的な核使用の決定権を持つけれど、核抑止力の観点から報復核ならアメリカも拒否はしないだろうし、維持費がバカ高い戦略原潜を日本の金で維持出来るなら、アメリカとしても美味しい部分はある…ぶっちゃけ、もしアメリカが中国に配慮してニュークリアシェアリングを断ってきても、インドに技術協力と引き換えに頼むという判断も出来るんだよね。今までは中国と利害対立する核保有国がアメリカだけだったんで、選択肢がなかったけど、今は違うし、未だに中国相手にするのも厳しい短射程の弾道弾しか開発できてないインドに、日本の固体ロケット技術を提供したら､インドは「インド国内から南北アメリカ大陸を除く全ての地表を狙え、インド洋から戦略原潜でアメリカ全土を狙える」大陸間弾道弾が手に入る。まず断らないというか、アメリカが全力で阻止するレベル。実際の話、日本のロケット技術が中国に奪われても中国がアメリカまで届く戦略核を手に入れるから、日本を中国に奪われるような事は、アメリカ大統領がよっぽど平和ボケした馬鹿でも無い限り、しないはずなんだが…