ドル転すべきか、静観すべきか
チャートを見る限り、短期的には今が底で、102円前半の内にドル転すべきと見えるのだが、現時点では為替に対する悪材料が出きっていないのが懸念点。*1
２８・２９日の量的緩和縮小が予想以上に大きければ、一気に(円以外に)ドル高・(全ての通貨に対して)円高のダブル高というアホな状況になる。*2
アメリカがイモを引く形で、量的緩和縮小を見送ったり、その縮小幅が小さければ、当面のドル高が回避され、日本円に退避していた資金が一気にドルに流れるので、円安に振れる。
多分、１０５円台近くまで下がるだろう。
問題は、最近のオバマによる日本叩き・日本外しの圧力が高まっている状況なので、どうにもアメリカは新興国(中国)の負債やら経済問題を日本に押し付けたい態度が露骨な点。
多分、量的緩和縮小をガツンと進めるつもりなのではなかろうか。
先の世界同時不況だって、リーマンが引き金で、アメリカのサブプライム問題が原因で起こった経済危機だったし、今の中国が巨大な経済爆弾となりつつあるのも、同盟国の日本より米中関係を優先して様々な問題に目をつぶってきたからな訳で。
散々日本を叩いて中国に擦り寄って利益を得てきた癖に、失われた２０年のようにまた日本にケツモチさせるとか都合が良い話である。
せめて、共和党時代ぐらい日米が緊密ならともかく、事ある毎に中国に秋波を送っているオバマのお陰で、日米間には冷たい隙間風が吹いており、日本はインドやロシアと手を結ぶ方向で、開いた隙間を埋めようとしている。
まあ、今の状況だと、６：４で円高に振れる出来事が起きるんじゃないかと、シロウト予測してみる。
