捕鯨に科学的理由がない〜国際司法裁判所(日本テレビ系（NNN）) - Yahoo!ニュース

日本が南極海で行っている調査捕鯨が国際条約に違反しているとしてオーストラリア政府が捕鯨の中止を求めた裁判で、オランダの国際司法裁判所は日本に捕鯨を中止するよう命じる判決を言い渡した。
オーストラリアは日本が南極海で行っている調査捕鯨について、「実態は商業捕鯨だ」と主張。これに対して日本は、クジラの生態や数などを科学的に調べるためのもので、国際捕鯨取締条約で認められた調査捕鯨だと反論していた。判決で、国際司法裁判所は「日本が行っている捕鯨には科学的理由がない」などとして、捕鯨の中止を命じる判決を言い渡した。政府は判決に従う方針。
日本は太平洋でも調査捕鯨を行っていて、こちらは今回の訴えには含まれていない。ただ、いま行っている捕鯨が科学的調査ではないと判断されたことで、今後、政策の見直しを迫られる可能性がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140331-00000040-nnn-int

では、捕鯨禁止の国際条約が海洋調査もしてない推定による数字を根拠とした鯨絶滅論によって決められたという過去の判断は、科学的だったとでも言うのだろうか。
そして、過去も今も、鯨に関する海洋調査を日本以外が行っていないという事実については、どう判断しているのだろうか？
科学的に、「誰も観測していないシュレディンガーの猫状態」にしておきたい、というのだろうか？
日本政府の外交無能は、捕鯨にしろ慰安婦にしろＴＰＰにしろ、他国の外交戦略や資源戦略、輸出戦略と言った複数の利益を元に「事実なんて無視してでも自国に利益誘導する」のが主眼である事を理解せず、馬鹿正直に証拠や事実で反論しているから、何時まで経っても状況が改善しない、それどころか悪化しているのだという事実を理解していないところだと思う。
目の前の問題しか見ずに、場当たり的に処理しているだけだから、当然なんだけど。