日銀、金融緩和継続 「増税の影響伴いつつ」景気回復 ：主要金融ニュース ：マーケット ：日本経済新聞

日銀は８日開いた金融政策決定会合で、物価上昇率が２％で安定するまで市場に供給するお金を増やす「量的・質的金融緩和」の継続を全員一致で決めた。景気の基調判断は「緩やかな回復を続けている」で据え置いたが、「消費税率の引き上げの影響による振れを伴いつつ」との表現を新たに付け加えた。
決定会合は７日から２日間の日程で開催。会合では４月１日の消費税率の引き上げで、先行きの物価・経済情勢に変化が生じないかどうかを点検した。基調判断を据え置いた景気判断では、企業の業況感の先行きについて「慎重な見方もみられている」との判断も示した。
８日午後に黒田東彦総裁が記者会見し、決定の背景や現在の景気認識を説明する。市場参加者の間では日銀が夏までに追加緩和に踏み切るとの見方が強い。黒田総裁が記者会見で先行きの金融政策運営に対して、どんな発言をするかにも注目が集まる。

http://www.nikkei.com/markets/features/12.aspx?g=DGXNASGC0800E_08042014MM0000

うわ、一気に円高が進んだと思ったら、これが原因か！？
追加の規制緩和ではなく、あくまでも方針だけを述べたのは、簡単に言えば、消費税あげた直後に「量的・質的金融緩和」すると、増税が失敗だったと認めるも同然だから、とりあえずは様子見で何もしないよ、というのが本音。
金融緩和が無いのなら、当然円安になる懸念が無いので、円高が進行する。
てっきり、消費税増税後の腰折れ回避の為に、金融緩和で円安誘導するとばかり思っていたのだが、つまらない見栄のために、実を棄てる方針を取るらしい。
つくづく、自民党も、経済とか軍事とか、専門性が高い分野では、頭の悪い判断が多い気がする。