日米同盟強化を強調…オバマ大統領あす来日 : 政治 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

米国のオバマ大統領が２３日、国賓として来日する。
安倍首相は２４日に大統領との日米首脳会談を行い、強固な日米同盟をアピールする共同声明を発表する予定だ。沖縄県・尖閣諸島の周辺で挑発行為を繰り返している中国を念頭に、日米の「力による現状変更は認められない」という共通認識が声明に盛り込まれる見通しだ。
環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）交渉をめぐる日米の２国間協議で、最大の焦点だった牛肉や豚肉などの農産品にかかる関税の取り扱いについて、声明では、ＴＰＰ交渉が「大きく前進した」と明記する方向で調整が進んでいる。
日米が声明で「力による現状変更」に反対する姿勢を明確にするのは、中国が昨年１１月に尖閣諸島を含む東シナ海の上空に防空識別圏（ＡＤＩＺ※）を設定したことなどをけん制するものだ。ロシアが３月、ウクライナのクリミア半島編入を決めたことも受け、「法の支配」の重要性についても声明に明記する。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140422-OYT1T50007.html

正直言って、「何しに来るの？」という状況。
大統領夫人は同伴せず、迎賓館は利用せず勝手にホテルを取り、日本にはウクライナ問題への協力を求める側にも拘らず、日本側をまるで尊重しない態度を見て「日米同盟強化を強調」と言われても、ネゴトは寝て言えとしか外から見られることは無い。
事実、中韓もこの異例尽くしの大統領訪日は、日米関係の齟齬、日本の片思いと報道している。
結局オバマとしては「中国とは完全に敵対したくない、しかしそれを言うと同盟国から見捨てられる」というジレンマを、何も解決しないまま、ただ中途半端な外交を続けているのだ。
そんな状況で、リバランス！とか言いながら、日本から譲歩とお土産だけ貰って、さっさと次の国に向うオバマは、乞食行脚ですか？
とイヤミの１つも言いたくなるのが実情。
本気で同盟国を守る気が気が無いなら、中国の顔色を伺って日本を掣肘するのをやめてくんないかな、とつくづく思う。