gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

米アトランタのエモリー大学、すべてのWindowsパソコンを誤って再フォーマット | スラッシュドット・ジャパン

ジョージア州アトランタのエモリー大学で、大学が管理するすべてのWindowsパソコンの再フォーマットが誤って実行されてしまったそうだ(エモリー大学の発表、 The Next Webの記事、 本家/.)。
トラブル発生の経緯は公表されていないが、誤ってSCCMサーバーからWindows 7の展開用イメージがすべてのWindowsパソコンに送られたことが発端のようだ。これにより、サーバーを含むすべてのWindowsパソコンでパーティションの再作成とフォーマットが実行されてしまった。異変に気づいてSCCMサーバーの電源を落としたものの、SCCMサーバー自体もフォーマットが実行された後だったという。そのため、当初はバックアップからの手作業による復旧を余儀なくされたとのこと。その後、SCCMサーバーは復旧したが、テクニシャンによる訪問が必要な作業もあるため、金曜日時点ですべてのパソコンの完全復旧には至っていない模様だ。

http://slashdot.jp/story/14/05/17/1859236/

SCCMってのは、管理下のPCにアプリケーションやパッチを一斉配布する仕組みで、IT資産の運用維持コストを減らす為の便利ツールである。
が、同じ仕組みを破壊に使えばウイルスに、使い方を間違えれば、記事の通りに一斉にシステムを破壊しかねないリスクもある。
…でも、これって仕組みが悪いんじゃなくて、運用ミスだよねぇ?
ファーストサーバの大規模障害で、バグ持ちのパッチを全サーバーに配布したのも類似システムであり、問題発生理由は、一端試用環境へリリース後に本番環境へ適用と言う、運用を無視していたから。(ファストサーバーはそれ以前の問題があったけど…)
結局は、3Dプリンターもそうだけど、便利な道具ほど、使い方を間違えれば影響も大きい、と言う話。
だからと言って、都度法律とかで規制していくのは、金の卵を産むガチョウを絞め殺す愚挙でしかないけど。