F-35のアップデート・コストが大幅に減少する見込み | FlyTeam ニュース
アメリカ国防総省の最新の分析によると、ロッキード・マーティンF-35ライトニングIIのアップデートに必要なコストが、2年未満で約9.2億ドル、36パーセントも減少する見込みです。ブルームバーグが2014年6月24日付で報じています。
http://flyteam.jp/news/article/37013
現代の軍用機は常にアップデートする必要があり、運用コストを押し上げる原因となっています。F-35に関する2016年までの10件の契約は、2012年9月の時点と比べて25.7億ドルから16.5億ドルに減少する見込みと議会へ報告されました。
アップデートに必要なコストの増加分を半分負担しなければならないロッキード・マーティンにとっても、朗報となりそうです。
何故コストが減少するのか、と言う点が全く説明されていないので、「じゃあ、今までの数字はなんだったの?」と素朴な疑問が。
F35は現在ブロック2Bと呼ばれるバージョンで、パイロットの育成とテストが進められている。
日本が2016年度導入予定のF35は完全な初期作戦能力が得られるブロック3Fではなく、2Bもしくは3Iと呼ばれるバージョンで、2017年に完成予定のブロック3Fへとアップグレードする場合、別途費用が必要と言う話になってる。*1
現在もF35は着々と製造中であり、当然ブロック2Bの機体は最終的にブロック3Fまでアップグレードする事が決まっている。
このアップグレードは、単純なソフトウェアアップデートだけでなく、機体の改修も含むものらしいので、相応のコストが予想されていた訳だが、なんでいきなり36%も安くなるのか、本当に意味が分からん。