ロシア大統領府長官 「ロシアと中国には、軍事同盟を作る計画はない」 : 大艦巨砲主義！

「ロシアにはそんなつもりは毛頭ないし、中国側も、そんなことにいかなる意味も見出していない。新しい軍事同盟とか連合とか、そうしたものに意味があるとは思えない。中国側との協力は、いかなる第3国にも敵対するものではない。」
このように述べたイワノフ大統領府長官は、一方で、中国が、ロシアの多目標同時交戦能力を持つ遠距離・中距離地対空ミサイルシステムS-400「トリウームフ(大勝利)」(NATOコードネーム:SA-21 「グラウラー」)を入手する最初の外国になる可能性を否定せず「おそらく、それは数年後になるだろう」と伝えた。

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_10/274490734/

フランスやドイツは中国に最新軍事兵器をガンガン輸出しているけれど、別に中国と軍事同盟を結びたいわけじゃないし、それが向けられている日本やインド、アセアン諸国と敵対したいという話じゃない。
経済と軍事は別物だよ、と言う当たり前の話を、当たり前に主張しているだけ。
そもそもの話、ロシアと中国は共に地域大国を目指す超ランドパワー国家で、互いに互いを狙っている関係だから、どちらかが圧倒的に優勢になって、隷属関係にでもならない限り、実効力に乏しい不可侵条約程度なら結べても、軍事同盟は無理。
経済的に圧倒的弱体のロシアが中国と互しえているのは、ソビエト時代の膨大な核兵器と技術資産があるからなのと、中国が日本憎しでトチ狂ってアメリカ的なシーパワー国家を目指し、膨大な軍事予算を海軍に浪費しているから。
ぶっちゃけ、中国が海軍に突っ込んでる金の半分でも陸軍に使っていたら、中国はとっくに旧式化している一万両近い戦車や歩兵装備を全部最新鋭に入れ替えて、世界最強の陸軍国家となってただろう。
インドやロシアが共闘しないと対抗すら不可能なレベルになって居たんじゃないかと。
その意味で、ロシアやインドは、見栄っ張りな中国人の憎しみと羨望を一身に集めている日本に感謝してほしいわ…。
ちなみに、ロシアがＳｕ３５とかの最新兵器を、コピー大国中国へ輸出する羽目になったのは、ウクライナ問題によるロシアの孤立が原因。まったく、オバマはマジでゲロカスだぜー。