総務省|平成25年度無線設備試買テストの結果概要
総務省では、平成25年度から、発射する電波が電波法(昭和25年法律第131号)に定める「著しく微弱」の基準内にあるとして販売されている無線設備を購入し、その電波の強さの測定を行う取組(無線設備試買テスト)を実施しています。
今般、平成25年度無線設備試買テストの結果概要を取りまとめました。
(中略)
100機種200台(1機種につき2台)を対象に測定を行ったところ、結果概要は以下のとおりです。
無線設備の用途 測定機種数 うち基準に不適合な機種数(※) FMトランスミッタ 62 46 ワイヤレスカメラ 16 16 携帯電話抑止装置(携帯ジャマー) 7 7 ワイヤレスマイク 7 7 トランシーバ 3 3 ワイヤレススピーカ 3 3 ベビーモニタ 2 2 合 計 100 84 ※1機種につき2台とも「著しく微弱」の基準を超えることが明らかになったもの。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban17_02000013.html
(後略)
不適合率84%って、もう守る気ゼロってレベルだよね。
この酷い状況はなんでやねん、と思ったら、このテストを開始したのが「去年から」というオチ。
電波法は昭和25年から規定があるのに。
…総務省って、マジで仕事してなかったのか…。
これはむしろ、取り締まる側の怠慢が招いた結果としか。
そもそも、長距離トラックの強力な違法電波局なんて、完全に野放し状態で、識者からは散々に指摘があったにもかかわらず、「逮捕する権限が無いから」と何もせず、ようやく重い腰を上げて警察と協力しての摘発体制が取られる前に、携帯電話料金の大幅値下げで自然減していったという酷い現実がある。*1
なんつーか、日本のお役所って、泥縄な話ばっかりでガッカリするよね。
*1:最近になって、ようやく違法無線局の路上調査車両の調達が行われたレベル