gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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マレーシア機墜落は「撃墜」とウクライナ当局、親ロ派は関与否定| Reuters

[グラボベ(ウクライナ)17日 ロイター] - マレーシア航空の旅客機が17日、ウクライナ東部上空で墜落し、乗客280人と乗員15人の295人全員が死亡した。
米当局は「空中で爆発した」として、地対空ミサイルによるものとの見方を示した。
ウクライナ当局は、親ロシア派武装勢力がロシアの軍事諜報当局者の支援を受け、ソ連時代に開発されたSA11地対空ミサイルにより撃墜されたと非難。
一方で親ロシア分離独立派の「ドネツク民共和国」の指導者は関与を否定、ウクライナ空軍のジェット戦闘機が撃墜したと指摘した。
ただ親ロシア派は、地対空ミサイルを入手したことを認めており、14日にはウクライナ空軍の輸送機を撃墜した。
国連の潘基文事務総長は、原因究明のため「徹底的かつ透明性が確保された国際調査」を求めた。
墜落したのはアムステルダム発クアラルンプール行きのボーイング777型マレーシア航空17便で、ドネツク市近郊に墜落した。ロイターの記者は、ロシアとの国境から約40キロ離れたグラボベの村で、墜落した機体の残骸と遺体を確認した。
ポロシェンコ大統領は、今回の事件は「事故ではなく、テロリストの攻撃によるもの」と断定した上で、親ロシア派武装勢力に対する軍事行動を強化すると言明した。
マレーシア航空は、「機体が最後に確認された地点はウクライナ上空だった」と明らかにした。
17便にはオランダ人154人、オーストラリア人27人、マレーシア人23人が搭乗していた。
ロシアのプーチン大統領は「悲劇だ」と述べたが、原因については言及しなかった。
バイデン米副大統領は「空中で爆発した」と述べ、米当局者は地対空ミサイルがおそらく原因だとしたが、その理由は示していない。
マレーシア機は高度3万3000フィートを飛行中に機影がレーダーから消えた。
この高度は、親ロシア派がウクライナ軍のヘリコプターなどを狙って通常使用しているミサイルでは届かない。しかしSA11ならば撃墜可能。
ロシアのメディアによると、親ロシア派は少なくともSA11を1発取得し、14日にウクライナ軍のアントノフAn26型輸送機を撃墜したという。ウクライナ当局も、輸送機撃墜と、16日にはスホーイu25型ジェット戦闘機が撃墜されたと認めている。
親ロシア武装勢力の一派は、1337GMT(日本時間午後9時37分)に、An26型機を撃墜したとソーシャルメディアで公表した。これについてウクライナ当局側のコメントは得られていない。マレーシア機が、この時間帯にウクライナ東部を飛行していた可能性もある。
米国のオバマ大統領はロシアのプーチン大統領ウクライナ問題をめぐり電話会談を行っていたが、会談の終盤でプーチン氏がロシアとウクライナとの国境近くに墜落した旅客機の一報を伝えた。
アーネスト報道官によると、オバマ大統領はスタッフから撃墜に関して報告を受けた後、ウクライナ当局と引き続き緊密に連絡を取り合うよう高官に指示した。
また、ウクライナの航空当局は、墜落機が管制塔のレーダーから消えるまで、同機は問題なく通常通り航行していたと述べた。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FM1YV20140717

どうにも情報を集めてみると、ミサイルによる撃墜と言う可能性が極めて濃厚っぽい。
ウクライナ当局は、親ロシア派によって撃墜されたと主張し、親ロシア派は「俺はやってない。1万メートル上空を飛んでいる飛行機なんて無理」と言っているのだが、SA-17「グリズリー」と呼ばれる地対空ミサイルを親ロシア派が保有しているのも事実で、そいつの迎撃高度は最大2万5千メートル。更にはマレーシア機が撃墜された頃に、周辺地域で目撃情報があり、更に親ロシア派がウクライナ空軍機を撃墜したというツイートを出し、そのあとすぐに消したという噂があったりする…。
ちなみに、SA-17「グリズリー」は元々ウクライナ軍が保有していたものを親ロシア派が鹵獲したものらしく、直接ロシア軍が提供したものではないとのこと。
となれば、ロシアは直接関係が無く、あくまでも「ウクライナの内乱」に伴う被害と言うべき事件で、これって内政干渉とテロ支援でウクライナを分裂させた西側諸国が大きな割合で責任を感じるべき事例じゃね?
もちろん、親ロシア派をロシアが支援しているのは暗黙の事実だけど、先に前政権を武力で奪った現政権の武装支援していたのが欧米で、そもそも燻っていた火種にガソリンぶっかけて延焼させたのは、欧米諸国だし。
ロシアとしても、あくまでウクライナという隣接地域が西側に取り込まれ、MD拠点化されてしまうのが問題なのであって、ウクライナが内乱でズタボロになろうが、関係ない。
多分、今回の事件は親ロシア派の暴走、誤認撃墜というオチなんだろうけれど、ロシアとしてはこれでウクライナ情勢が混沌化したところで、痛くもかゆくもない。
一方で、ウクライナを平和裏に安定させ、対ロシアMD拠点化したい欧米にとっては、面白くない状況と言える。
なんつーか、沖縄もそうだけど、戦略要地ってのは、外国の都合で平和なんてのは簡単に奪われてしまうという事が分かる。
だからこそ、頭の悪い反戦団体を利用されて、地域の不安定化に助力するなんてのは、自殺行為に等しいんだと、いい加減沖縄県民も理解して、県外からやってくる自称平和団体を名乗る危険分子を、自力で排除するくらいの努力はして欲しいわ。
あとは、最後にマレーシア航空。
呪われているんじゃないかと言うレベルの厄年としか。
たった半年で2機ものジャンボを喪失しているんだから。
未だに見つかってない機体も、中国軍に撃墜されたという噂があったっけなぁ。
追記:マレーシア機、宇親露派が軍用機と誤認して撃墜か ツイート削除 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

【7月18日 AFP】(一部更新)ウクライナ東部で17日にマレーシア航空(Malaysia Airlines)機が墜落したと発表される前に、同国からの分離独立を求めている親露派がウクライナ軍の輸送機を撃墜したというコメントを交流サイト(SNS)に投稿したが、後になってそのほとんどを削除していたことが分かった。
親露派は17日午後、ウクライナ軍との戦闘が続く東部の工業地帯上空を飛行中のウクライナ軍機少なくとも1機を撃墜したとの最初の一報を投稿した。
一方的に独立を宣言している「ドネツク民共和国(Donetsk People's Republic)」の自称防衛相イーゴリ・ストレルコフ(Igor Strelkov)氏は、ロシアの交流サイト最大手「フコンタクチェ(Vkontakte)」 の自身のページに、「たった今、トレーズ(Torez、ドネツク州の都市)近郊でアントノフ26(An-26)型機を撃墜した」と書き込んでいた。
ストレルコフ氏はさらに「これが『鳥が落ちた』ことを証明する動画だ」と書き込んだ。同氏のページには、マレーシア航空機についてウクライナのメディアが報道したものと完全に一致する情報へのリンクが掲載された。
この書き込みは直後に削除されたが、ウクライナ東部の同国軍司令部はこの投稿が表示されたディスプレーの画像を保存しており、英文の報道機関向け発表に添えて公開した。
ストレルコフ氏のものとされる書き込みでは、同機の撃墜に使用されたミサイルの詳細は明らかにされていない。しかしドネツク民共和国は、その数時間前にマイクロブログツイッターTwitter)の公式アカウントから次のように投稿し、墜落したマレーシア航空機が飛行していた高度1万メートルまで到達可能なロシア製ミサイルを親露派が手に入れていたことを明らかにしていた。
「@dnrpress:DNRは(ウクライナの)地対空ミサイルA1402連隊から自走式ブーク(Buk)地対空ミサイルを奪った」。この投稿も後に削除された。
ロシアの国営メディアはこれらの書き込みについては言及しておらず、ウクライナ空軍がマレーシア航空機を撃墜したという親露派指導者の発言を伝えている。
■露工作員との通信で悪態
その後、ウクライナ政府を強く支持している野党系ニュースサイト「ウクライナプラウダ(Ukrainska Pravda、ウクライナの真実)」は、撃墜後に親露派のメンバーとロシアの工作員が行った通信を傍受して録音したとされる音声を公開した。
その中でベース(悪霊)と名乗る親露派メンバーがロシア軍情報機関将校とされる人物に対し、「たった今、飛行機を撃ち落とした」と話していた。また別の録音では、戦闘員らしき人物が飛行機の残骸が残る墜落現場から、「100パーセント間違いなくこれは民間機だ」と報告している。
この戦闘員は、乗客がたくさん乗っていたかどうかと質問されると、ロシア語で悪態をついたという。(c)AFP/Dmitry ZAKS

http://www.afpbb.com/articles/-/3020897

おっと、ソースが付いたか。
やっぱり、親ロシア派のチョンボで確定かなぁ。