gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ロシアは2016年に第五世代戦闘機とS-500ミサイルを配備する (英語)

予想より早すぎるくらいの実戦配備。
初飛行が2010年1月だから、制式化まで約6年。
F22がYF22の初飛行から7年、制式化までに更に8年の歳月を費やし、F35が検証機の初飛行から最も早くに初飛行できたA型試作機で6年、制式化が更に11年後の2017年であることを考えれば、T50の実戦配備がどれだけ急ピッチで進められているかが判るだろう。
個人的には、T50の実戦配備は2020年代初頭位を予想していたのだが、ウクライナ問題でアメリカとの対立が深刻化したことが、ロシア側の開発スケジュールを奪ったのではないかと予測する。
これはぶっちゃけ中国のJ20もご同様だと思って居る。
日本との尖閣問題から日中対立が深刻化した2007年頃に急速に情報の露出が増え、当時の空軍少将から、2016年には実戦配備するとの景気の良い発言まで飛び出した。
…が、現実にはF22の日本調達だけは対米ロビー活動で阻止したものの、F35の配備が2017年には始まることになり、J20を「2016年には実戦配備する」との発言とは裏腹に、ロシアから非ステルス機であるSu35の購入交渉が行われ続け、ウクライナ問題でロシアの孤立が発生するまでは、ロシア優位で交渉が行われ、中国には容易にSu35の最新技術を渡さない姿勢が見えていた。
もしJ20が、中国政府の景気が良い評価相応の性能を持っているなら、第4.5++世代機でしかないSu35をロシアに頭を下げてまで中国が買う必要性は無い筈なのだから、J20の性能は推して知るべしだと思う。
結局、FAK FAもJ20も、現時点では第4.5++世代機相当なんじゃないかね。
もう少し時間をかけて、対ステルス機として熟成させた後ならともかく。